


今回の作業は前回ブログで作業をご紹介させて頂きましたホンダ ステップワゴンのバックカメラ取り付け作業になります。前回車両前側作業をご紹介させて頂きましたので今回は車両後方側カメラ設置をご紹介させて頂きます。
カメラ本体の設置位置はリヤハッチゲートのガーニッシュ部分中央及び右側画像位置に記載しています赤〇印部にカメラ本体を設置致します(^^)。
ガーニッシュ部分には元々のカメラ取り付けようと思われるケガキラインが有りますのでこの部分を切り取りして内部にカメラを設置します。







それではリヤハッチゲートの裏側トリムカバーを取り外して行きます。まず始めにゲートを閉める際に使用します指を引っかけ致しますレバー部の取り外しを行います。取り外し方のコツは指引っかけ部に指を掛けグッと下側に力を入れながらカバー上部を手前に引き出します。少し硬いので外し難い場合は上部の隙間にオーナメントリムーバー等を差し込み上部の隙間を作ります。隙間が出来ましたら上側を手前に引き抜きながら全体を手前に引き出し取り外します。少し作業はし難いと思います(^^;。次にトリムカバー全体を外す為端側より順番に固定用のプラスチックピンを浮かせて行きます。このトリムカバーは画像内に記載しました①②の順番に浮かせて行く必要が有りますのでご注意ください。まず始めに①の方向へ浮かせて行き、全体が浮きましたらもう一人にトリムカバー全体を支えてもらい②の矢印方向へトリムカバーを軽く叩き固定ピンを浮かせて全体を取り外します(この作業時は必ず2名で作業を行う事をお勧め致しま)。取り外しましたトリムカバーの裏側を見てみると合計18カ所のプラスチック固定ピンで固定されていました。






トリムカバーの取り外しが終わりましたので次はガーニッシュカバーを取り外しする為ガーニッシュカバー廻りにキズ等を防止する為の養生を行って行きます。段取りが出来ましたらゲート裏側よりガーニッシュカバー固定用の8mmネジ1本を外し、固定用プラスチックピン4ヶ所を裏側より押し出してガーニッシュカバーの取り外しを行います。中段画像の用にガーニッシュカバーが浮いて来ますのでキズ等に注意しながら取り外しを行います。外しましたらカメラ本体の固定位置とカメラケーブルの引き込み位置を確認します。カメラ本体の固定位置は予めマーキングしていましたマスキングテープ位置で分かりますが、カメラケーブルの引き込み位置が無い為ボディに穴開け加工をして行きます。穴を開ける位置を決めて穴開けするボディ後ろ側に削り粉等が飛散するのを防ぐ為養生テープを使用し四方隙間が無いよう囲いを作ります。用意が出来ましたら穴開け部に使用するグロメットの内径寸法を測り穴開け加工を進めて行きます。


「バリバリ」っとドリルを使用して穴をあけましたら削り位置のバリをヤスリ等を使用して取り除き削り位置が錆びてこない様に錆止め材及びタッチアップペイント等を使用して削りヶ所に塗布し対策しておきます。次に塗布剤が渇くのを待ち渇きましたらバックカメラケーブルを開けました穴位置よりゲート裏側へと引き廻して行きグロメットを使用しグロメットを穴に装着します。








ゲート裏側へと引き込みましたカメラケーブルは上段左画像の赤点線位置に通して右側車両既存のグロメット部を利用して車両側天張り部へと引き込みを行って行きます。穴開け部より車両既存ハーネス部に沿わせてカメラケーブルを引き廻して行き車両鉄板内美へと引き廻して行きます。グロメット部を浮かせてゲート鉄板部から針金を通してグロメットブまで針金を通します。針金が通りましたらカメラケーブルを針金に固定し2段目左画像の様にカメラケーブルを引き出して行きます。
無事に引き出せましたら次はグロメット内部にカメラケーブルを通して行きます。この内部で既存ハーネスをキズ付けないようにしないといけませんので針金等は使用せずにブレーキクリーナー等をグロメットゴム内に吹きかけ素早くカメラケーブルをグロメット内に挿入し引き廻して行きます。3段目画像の様にグロメット内を無事にカメラケーブルが通りましたらケーブルを全て引き出し、次に車両天張り部固定ピン及びライトユニットの取り外しを行い天張りの一部をフリーにして行きます。
天張りの一部がフリーになり浮きましたらグロメット部よりカメラケーブルを引き出して行きこのまま車両前方部のAピラーまで引き廻して行きます。画像には有りませんがB及びCピラーのシートベルト固定用ボルトを外しピラーカバーを全て浮かせ天張り内にカメラケーブルを引き廻し車両前方部Aピラーカバー部まで引き廻します。Aピラー部まで引き廻しますと前側で作業を行っています「KINちゃん」にカメラケーブルを渡して後ろ作業へと戻ります。


次に行いますのはガーニッシュカバーの切り取り加工作業をになります。ガーニッシュカバーにうっすらと有りますケガキラインに沿って養生テープを貼り付けしラインをキープします。後はガーニッシュカバー全体をガッチリと保護する為養生しケガキラインに沿って切り取って行きます。右側画像の様に切り取り加工を行い切り口をヤスリを使用しメッキ部が取れてしまわない様注意しながら整えて行きます。



次はバックカメラ本体を仮付けしバックカメラの映像をチェックしながらカメラ本体の設置位置及び角度の調整を行います。設置位置及び角度が決まりましたら先程加工致しましたガーニッシュカバーを宛がい干渉しないかチェックを行い微調整を行って行きます。問題の無い状態になりましたらカメラケーブルの引き込み部の防水処理を行います。表側はブチルテープを使用して隙間が無いようみっちりと付けて行きます。次に裏側のグロメットがシッカリと取り付けされている事を確認し裏側からはコーキング剤を使用してコーキング剤をシッカリと塗布します。
ある程度渇くのを待ち状態を確認しましたらガーニッシュカバーの組み付け及びトリムカバーの取り付け等の復元作業を行いって行きます。


ガーニッシュカバーの復元をしました状態です。この様な感じでカメラ本体が出ています。




バックカメラ映像ですが今回のカメラの映像は3パターン有りまして、「通常モード」「歪み補正モード」「見おろしモード」の3種類有ります。どのモードが見易いかはお客様のお好みになるとは思いますが私は歪み補正モードが一番見易いかと思いました(^^)。工場より表に車両を出しナビゲーションの作動確認を行いサイド映像チェックを行いまして、車両を工場へと戻します。キズチェック及び各電気廻りのチェックを行い無事作業は終了致しました(^^)!!。
M様この度は作業のご依頼有難うございました<(_ _)>。有り難いコメントも頂きスタッフ共々喜んでおります(^^)。これからも作業日誌ブログ頑張って更新して行きたいと思いますので宜しくお願い致します(^^)!!。
by まっちょ
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