
今回の作業はダイハツのコペンです。作業内容はエアコンの操作パネルにてモードの切替(フェイス・フット・フェイス/フット・デフ)のレバーが操作中途中で引っかかり動かない、でも何度かチャレンジしているとスコッと動くと言うのが症状です。原因はヒーターユニットケース内のモード切替用ダンパーが変形している為途中で引っかかってしまうのです。この場合は部品を交換するしかありませんので、モード用ダンパー・モード用ワイヤーを交換します。ディーラー様からの作業依頼で、念の為にエアミックスダンパーとヒーターケースも一緒に交換する事になりました。


ヒーターユニットケースを脱着するにはダッシュパネル(普段イスに座った時に目の前にある大きなパネル)を取外す必要があります。コペンはまずセンターコンソールBOXを取外すのに運転席・助手席のイスを取外し普段イスで隠れているビスを取外し他の隠れビスを外していきます。



後は徐々に各パーツとネジ・ビス類の取付け位置などを組付け時に間違えないように頭に叩き込みながら外していきます。最後の画像は細かいパーツ類です。パーツが外し終わると今度はダッシュパネルの取外し時に邪魔になる配線関係をチェックしながら切り離していきます。ダッシュ取外し中の画像は無いですが外し終わると次の画像のようになります。



ハンドル廻りのパネルが無くなるとこんな感じなのですが、わかりますかね~ちょっと見にくいですか(^^;)ま~ま~、次はダッシュを支えていたクロスメンバーを取外せばやっとこさヒーターユニットケースが取外せる状況になります。最初に書くのを忘れていましたが、もちろんバッテリーがつながっているといけないのでマイナスターミナルを取外しています。そして、ヒーターコアに冷却水が入っているのでIN側とOUT側のホースを取外しておきます。


無事取外しが終わるとケースからブロアモーターとヒーターレジスターを取外し新しいケースに移植します。最初に話がでたモードダンパーとは右の画像の白い半円のパーツで、この半円のダンパーに何箇所か穴が空いていて廻りに透明のプラスチックシャッターが付いています。エアコン操作パネルのモード調整用レバーを廻すとこの半円のダンパーが廻り空いている穴位置が変わる事により風の出てくる位置が変わると言うわけです(^^)透明のプラスチックシャッター(正式な名称はわかりませんが)ケースの歪みによるのかシャッターの歪みなのか???引っかかってしまうのです!!このような引っかかりでモードレバーを必死に廻そうとするとワイヤーが曲がったり折れたりしてしまいますのでこの様な症状の方はご注意を!!ちなみに今回のレバーは折れていました(^^;)。後は取外しの逆の手順で組み付けをしていき、最後にヒーターコア内にしっかりと冷却水が廻りヒーターが効く事・各電気廻りのチェック・パーツ類にキズなど無いかチェック・エアコン操作パネルの作動チェックなど・・・いっぱい外しましたのでさわれる物は全部チェックしていきます。無事全ての作動チェックが終わり作業終了となりました(^^)!!。
by まっちょ
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