

今回は当社がいつもお世話になっております一般のお客様から「LS460の車高を下げたいんやけどなんか良い部品はないやろか?」と言うご相談を頂きました。早速当社社長が色々と調べてみましたところ右画像のデータシステム社製エアサスコントローラー(レクサスLS専用)が発売されていましたのでお客様にご報告させて頂きました。お客様から「そしたら部品の取り寄せと取り付けお願いするわ」と言うご返答を頂きましたので部品を手配し取り付け作業を行いました。この部品を取り付けする際、データシステム社様のホームページにも記載されているのですが純正サイズ以外のタイヤ&ホイール装着車両には取り付け出来ませんのでご注意下さい。また取り付け後車高を下げ過ぎ(最低地上高9㎝以下)ますとエアサス故障の原因にもなりますし車検にも通らなくなってしまいますのでご注意下さい。





それでは作業に取り掛かって行きたいと思います。まずはバッテリーの切り離し作業を行いますのでボンネットを開けます。以前にもご紹介させて頂いたかとは思いますがレクサスのバッテリーを切り離す場合ナビゲーション等のメモリー記憶作業を行いますのでエンジン停止後6分以上車両を放置します。車両を放置している間にエンジンルーム奥のバッテリーカバーパネルを外しておきます。カバーは2段目左画像のプラスチックピン(3種類)で留まっていますので外しカバーを2段目右画像のようにズラします。6分以上経過した事を確認しましたらバッテリーマイナスターミナルを切り離します。









バッテリーターミナルの切り離し作業が終わりましたらハンドルコラムカバー下ロアカバーの取り外しを行って行きます。まずオーナメントリムーバーツールを使用してダッシュボードサイドカバーを外します。次に2段目左画像の化粧パネルを外します。化粧パネルを外しますと2段目中央画像の位置にロアカバー取り付けビスが見えますので外します。化粧パネル裏の取り付けビスが外れましたら下段画像パーキングブレーキスイッチ下の目隠しパネルを外し取り付けビスを外します。






各取り付けビスを外しましたらロアカバーを手前に引き出し各スイッチ類の電源コネクターを外します。ロアカバーの固定方法は取り付けビスの他に左上・左下&下段中央画像のようにプラスチックピンやツメで留まっていますので位置の確認は画像を参考にしてみて下さい。









次はセンターコンソールサイドパネル(左右)を外します。上段中央画像の手順でパネルを手前に引っ張り車両前方向へ引っ張って外します。両センターコンソールサイドパネルを外しますとオーディオユニット取り付けボルト用のサービスホールが有り覗き込みますと左下&右下画像のように取り付けボルトが見えますのでボルトの落下に注意しながら取り外します。更に運転席側のみシフトパネル取り付けビスが取り付けされていますので外しておきます(2段目右画像)。








センターコンソールサイドパネルを外しましたら次はシフトパネルの取り外しを行います。センターコンソールBOX前に取り付けされていますパネルを引っ張って外します。次にシフトノブを外しシフトロックボタンを押しながらシフトレバーをDレンジ位置へ移動させます。シフトレバーをDレンジに移動しましたらシフトパネルをオーディオユニットとの干渉に注意し上方向へ引っ張ります。シフトパネルが外れましたら各電源コネクターを外しパネル本体を車外へ取り出します。



センターコンソール部で最後に外しますのはアッシュトレー(灰皿)です。アッシュトレーは中央画像のようにプラスチックピン2ヶ所で留まっているだけで引っ張って外すのですが引っ張り過ぎますとシフトレバーに当たってしまう恐れが有ります。アッシュトレーがシフトレバーに当たってしまわないよう注意しながら取り外すようにして下さい。サイド&シフトパネル・アッシュトレーが外れますと右画像のような感じになります。





次はオーディオユニットの取り外しを行います。ダッシュボードにキズを付けないよう養生テープを左上画像のように貼り付けておきます。オーディオユニット本体取り付けボルトは先程外しておきましたのでユニット本体の裏側に手を入れ上段中央画像のように手前に引っ張って取り出します(オーディオユニット少し重いかも知れませんが引き出した際ダッシュボードやシフトレバー周りのパネル部に干渉したり落としてしまわないよう注意して下さい)。オーディオユニットが車両から外れましたら各電源コネクター・ラジオアンテナを外し車外へ取り出します。ボルト以外の固定方法は右上&下段画像それぞれの位置にプラスチックピンやツメで留まっていますのでピンの位置等は画像を参考にしてみて下さい。




オーディオユニット取り付け位置から覗き込みますと左上画像の位置にナビユニット取り付けボルトが見えますので外しナビユニット本体を右上画像のようにパネルごと引き出します(ここはモニターも有り結構重たいと思いますのでなるべく2人で作業を行うようにして下さい。1人で行う場合はウエスなどを敷き詰めナビユニットのキズ対策を行ってから作業を行うようにして下さい)。ナビユニット本体を引き出しましたら左下画像の電源コネクターへエアサスコントローラー電源コネクターを割り込み接続してナビ&オーディオユニットを元通り車両へ組み付けます。







次にエアサスコントローラー電源線を車両エアサスコントロールユニット(左上画像)に割り込み接続(上段中央&右画像)しエアサスコントローラー取り付け位置へ電源線を引き廻します(2段目左画像)。その電源線に先程ナビユニットに接続しました電源線からの配線を這わせ2段目中央画像のようにコントロールユニットに割り込ませました電源線と接続します。各電源線の接続&引き廻し作業が終わりましたらセンターコンソール部の組み付け作業を行います。今回コントローラー本体の取り付け位置はお客様のご要望によりセンターコンソールサイドパネル(運転席側)に取り付けしますので脱脂作業をしっかり行い電源線を接続して右下画像のように設置します。エアサスコントローラーの取り付け作業が終わりましたらロアカバー元通り組み付けしバッテリーターミナルを接続してバッテリーカバーパネルを組み付けます。


バッテリーの接続作業が終わりましたらエンジンを始動させ左画像の各機能再設定作業を行いエアサスの車高設定作業を行い作動テストを行います。




エアサスコントローラーでノーマルモードにしますと画像のように通常の車高になります。




次はハイパーLowモードにセットしてみました。見た目はカッコ良くなりましたがさすがにこの状態で走行する事は出来ませんね(^^;(車高の違いを分かって頂く為にしてみたのですが・・・)。エアサスコントローラーの作動に問題が無い事を確認しましたら最終キズ&電気廻りチェックを行って作業終了です。お客様にお車をお返しした際大変満足して頂けたようで何よりでした(^^)。エアサス車やアクティブサス車にお乗りの皆さんいかがでしょう?興味のある方は1度データシステム社様のホームページを覗いてみて下さい(^^)。
さて本日はブログも長くなり更新時間も遅くなってしまいましたが早く帰って「プロ野球 オールスター戦」を観戦したいと思います(^^)。
by KIN
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