今回の作業は三菱パジェロ(V45)のエアコン修理です。症状は、2時間ぐらい走っているとリアエアコンは効いているがフロントエアコンが効かなくなると結う事です。症状を確認する為にエンジンをかけエアコンを付けてみるが、全く症状がでない。1時間ぐらい走ってみたりしたがエアコンは絶好調です。おそらくEXPバルブでの詰まりだと思うのですが。
点検2日目、エンジンをかけてエンジン回転数を2000回転ぐらいにして1時間ぐらいしたらフロントエアコンから温い風が出始めてやっと症状がでました。やっぱりEXPバルブでの詰まりでした。この型のパジェロはエバポレーターのガス漏れが多いので今回は一緒に交換することになりました。エバポレーターはグローブボックス奥のユニット内にあり、そのユニットを取出し中にあるエバポレーターとEXPバルブとチューブを交換して元通りに組付けします。
レシーバードライヤーはフロントグリルを外すとコンデンサーの前にレシーバードライヤーがあるので簡単に交換できます。低圧のホースも交換したのですが、このホースは全てでは無いのですがホースの内側の膜がめくれてしまい、そのめくれてしまったところでガスの流れが悪くなりエアコンの冷えが悪くなってしまう事があるのでエアコン修理の際は一緒に交換したほうが良いでしょう。修理後の作動点検も丸1日かけて行ったが異常はなくほっとしました。今回の様に症状が出ない事はたまにあるのですが、時間がかかってしまいましたがエアコンが治ってオーナー様も喜んでおられました。
by TANI