
今回の作業はマツダのカペラワゴンのエアコン点検・修理です。冷えが悪いと言う事でまずはエアコン用ゲージ・マニホールドを使いチェックしていきます。圧力をチェックした所全体的に通常より低く冷えも鈍い状態でしたので、次にガス漏れを調べていきます。発見した漏れの箇所はコンデンサーとエバポレーターからガス漏れしていました。修理OKと言う事で早速とりかかっていきます。



コンデンサーを取外すのにフロントグリルとラジエターの上に付いている吸気用ダクトを取外し、ラジエターをずらして取出します。この時ラジエター側にキズが付かない様に気をつけて取出します。外したコンデンサーを見れば(2枚目の画像)ガス漏れ箇所が一目瞭然!!滲んでいる所がわかりますね~漏れています。後は新品を逆手順で組付けしていきます。この時配管の接続部のOリングを必ず交換します。




次に室内のグローブBOXを外しエバポレーターの入っているユニットケースを取外していきます。画像で何となくわかるでしょうか(^^;)?最後の画像で長細い穴があいているところがエンジンルームと室内の配管が接続される場所になります。



クーリングユニットのケースを分解するとエバポレーターが出てきます。結構汚れていますよね、ほこりや葉っぱまで入っています。2枚目・3枚目の画像はオイルが滲んでいる所なのですが・・・。

新品とくらべると良く分かりますね。後は外した逆手順で組み付けをしていき、レシーバードライヤーを交換し真空引きをしっかりとして規定量のガスを充填していきます。この時もゲージ・マニホールドで圧力をチェックしながらガスを充填し室内の風の出る吹き出し口に温度計を差込み冷える温度をチェックします。この時は風量を一番弱くしてエアコンのコンプレッサーが切れた時が何度まで冷えるか?またコンプレッサーが働き出したときは何度まで温度が上がった時かをチェックしていきます。エバポレーターが0℃以下になると空気中の水分でエバポレーター自体に霜付き現象が生じる為、これを防ぐ為にサーミスタと言うセンサーが付いています、働きはサーミスタで温度を検知しエアコンのマグネットクラッチをOFFにし霜付きを防ぎます。このセンサーの働きをチェックする為にも有効な点検方法だと思います(^^)。作業後もう一度ガス漏れ点検と各電気廻りをチェックし問題なく終了となりました(^^)!!。
by まっちょ
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