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神戸のカーエレクトロニクスプロショップ『カーテックつかさ』作業日誌ブログへようこそ!カーナビ・カーAV・カーセキュリティ等の取付施行例や、電気系統・エアコン等のトラブル対応例などをご紹介します。
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BMW 330i

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今回は業者様から「ラジエターチェックランプが点灯したので点検して欲しい」とご依頼を頂き冷却水の点検を行いましたところ水の量が少なかった為水漏れ点検を行いました。特に大きな水漏れは無かったのですがウォーターポンプの周りに冷却水が若干漏れた跡が有りましたので業者様にご連絡を入れました結果「悪ければ交換で!!」と言う事になりましたので交換作業を行うのを前提に各パーツ類の取り外し作業を行って行きます。
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まず冷却水の抜き取り作業の為アンダーカバーの取り外しを行います。車両をガレージジャッキを使用して左上画像のように上げ車両下に潜ってアンダーカバー取り付けビスを外します。取り付けビスが外れましたら車両からアンダーカバーを外します。アンダーカバーが外れますと2段目右画像のようにラジエタードレンコックが見えますので外しラジエター内の冷却水を抜き取り車両を下します。
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車両を下しましたらエアクリーナーケース&エアダクトの取り外しを行って行きます。まずエアダクト取り付けピンを外し2段目左画像のダクト2個を外します。各ダクトが外れましたらエアクリーナーケース(アッパー側)を外します。エアクリーナーケースのロア側は左下画像青〇印部の取り付けボルトを外してから抜き取ります。
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次にファンの取り外しを行いますのでラジエターホース(アッパー側)を外し別の業者様からお借りしましたファン取り外し用特殊工具を右上画像のようにセットしファン取り付けナットを緩めます。このファンの取り付けナットは緩み防止の為逆(左)ネジになっていますので右に回して緩めて行きます。ファンの取り付けナットが緩みましたらファンシュラウドを留めていますネジ&プラスチックピンとシュラウドに取り付けされていますコントロールユニットの電源コネクターを外し左下画像のようにファンと共に車両から抜き取ります。ファンとシュラウドが外れますと下段中央画像のようになりますのでウォーターポンププーリー取り付けボルトを緩めファン&エアコンベルトを外します。
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ファンベルトが外れましたらウォーターポンププーリー取り付けボルトを外しウォーターポンプからプーリーを外します。プーリーが外れますと右上画像の位置に取り付けナット4ヶ所が見えますので外しウォーターポンプのサービスホール部にボルトをねじ込みます。ボルトをねじ込んで行きますとポンプ本体が徐々に浮いて来ますのでポンプが完全に浮くのを確認してから取り外します。
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ウォーターポンプを確認してみましたところ左上画像の位置から漏れた跡が有りましたので業者様へ最終確認のご連絡を入れ「交換で!!」と言う事になりましたので部品をご用意させて頂きました(右上画像)。新品のウォーターポンプの形状は左下画像のような形状になっており若干変更されていました。新品のウォーターポンプを組み付けし取り外しました各パーツ類を元通り取り付けし冷却水をラジエターに注入します。冷却水が入りましたらエンジンを始動しラジエター内のエア抜き作業を行い最終水漏れチェックを行います。水漏れ&量に問題が無い事を確認しましたらアンダーカバーを取り付けしキズ&電気廻りチェックを行い作業終了です。
さて今回土曜日に引き続きBMWの作業ブログになりましたがBMWのオーナー様いかがでしょうか?。今回のような水漏れのケースもございますので駐車場などで水漏れしたような跡が無くても警告灯が点き冷却水が減っていると言う方徐々に漏れている可能性も有りますのでラジエターやホース類に問題が無い場合ウォーターポンプ周りの点検をお薦めします。
by KIN
       

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