今回の作業は、業者様からのご依頼でトヨタ ウィッシュにナビゲーションの取り付け作業になります。取り付け致します商品は、お客様お持ち込みの富士通テン製品AVN339(地デジ付きメモリーナビ)と当社でご用意させて頂きましたトヨタ用オーディオ変換ハーネスとエスカッションパネルになります。
現在はオーディオが取り付けされていますが取り外してナビゲーションを取り付けします。右画像はフィルムアンテナ(GPS&地デジ)の貼り付け位置になります。運転席側には地デジ専用のフィルムアンテナを貼り付け致します。
各アンテナを貼り付けしケーブルの引き廻し作業を行う為Aピラーカバーの取り外しを行います。いつもの様にウェザーストリップゴムをずらします。ずらしましたら、AピラーカバーとAピラー(車両側)の隙間に手を掛け軽く引っ張ります。「ポコッ」と浮きましたら全体を浮かせて行きます(硬い場合はオーナメントリムーバー等を使用し取り外しを行います)。全体が浮きましたら、Aピラーカバーを上方へ持ち上げダッシュパネルの結合部より浮かせます。この際Aピラーカバーが天張りやサンバイザー等に接触し、キズや汚れが付かない様注意して取り外して下さい。
次は助手席前に有りますグローブBOXの取り外しを行います。外し方はグローブBOXを開き上段右画像に有りますダンパーの固定部を中段左画像の様にロック部より外します。外れましたら、中段右画像の赤矢印方向へBOXを少し撓ませ下段左画像の様にフタを全開に開き手前に引き抜き取り外します。
オーディオを取り外しますのでパネルを順番に外して行きます。最初にシフトレバーのシフトノブを画像の様に回転させてノブのみを取り外します。ノブが外れましたら、右側画像の様にパネルを浮かせます、通常ですとオーナメントリムーバー等を使用し取り外しを行うのですが今回は使用せずパネルの隙間に指を掛け持ち上げましたら意外と簡単に浮きましたので全体を同じ様に浮かせてパネルを外します。外しましたらパネル裏側にエアコン関係のカプラーが1個ありますので取り外します(パネルをダッシュ等へ干渉させない様注意して下さい。
次にオーディオ廻りのパネルを外すのですがメーターフード側まで一体式のパネルになっておりますので取り外しの際に他のヶ所への接触に注意して取り外して下さい。画像の様にパネルの一部を浮かせましたら順番に一ヶ所づつ浮かせて行き取り外します。ピンは全てプラスチックピンですのでそれほど硬くは無いので取り外しし易いとは思います。パネルが外れましたら、オーディオを固定していますビス4本を外しオーディオユニットを取り外します。
各パネル類の取り外しが終わりましたので取り付け作業にかかります。フィルムアンテナの貼り付けする位置決めを行う為、貼り付け位置にマスキングテープ等でマーキングし(左右とも)貼り付けするガラス面の脱脂作業を行い、フィルムを貼り付けしていきます。左右ともフィルムが貼れましたら、各ケーブルの端子部をそれぞれのフィルム側端子部へ貼り付けし天張り内へケーブルを引き込み引き廻し作業を行います。天張りの隅はケガをし易いので指等ケガをしない様十分注意して作業を行って下さい(^^)。各ケーブルをAピラーの車両ハーネスへ沿わせてグローブBOX付近へ引き込みます。グローブBOX裏側まで各ケーブルの引き込みが行えましたら、各ケーブルをオーディオ裏側まで引き廻します。引き廻しましたら、ナビゲーションの裏側に接続する各ケーブルの長さを決め、ケーブルの余りを車両ハーネス部や他と干渉をしない場所へ束ね固定し処理を行って行きます。可動部や挟み込みなどがおきない様何度か確認を行い問題有りませんでしたので作業を進めて行きます。
トヨタ用オーディオ変換ハーネスとナビゲーション側電源カプラーの各配線を接続して行きます。間違えない様にシッカリと接続しましたら、各接続部を絶縁テープ等で抜けや接触不良防止の為巻き付け処理を行います(上段右画像)。下段画像は、車両側オーディオ裏に有りますオプション用のカプラーになります。このオプションカプラー内にナビの取り付けの際必要になります、車速信号線・リバース(バック)信号線・サイドブレーキ信号線が有ります(下段左画像内に信号線の位置を記載していますのでご参考にして下さい。配線職は車用により異なる場合が有りますので取り出しの際はテスター等でご確認ください)。車両側配線の被覆を捲り接続するケーブルをハンダを使用して接続して行きます。シッカリと取り出しが行えましたら取り出し位置に絶縁テープを使用しシッカリと絶縁処理を施します。
各接続しますケーブル及び電源関係の準備が終わりましたので元々付いていましたオーディオから取り付け金具を外し、ナビゲーション側へ移設致します。ナビゲーション側へ取り付け金具を固定しましたら、ナビゲーション裏側へ各接続を行います。シッカリと接続された事を確認し固定ビスを使用してシッカリと固定します。取り外していました各パネル類を元通り組み付けを行い作動確認を行います。
エンジンを始動しまずはモニター部を開閉し、地デジ視聴用のB-CASカードとメモリーナビ用のSDデーターカードを挿入します。B-CASカードは上段右画像に有りますカバーを取り外した内部に有りますスロットへ挿入致します。カード向きを間違えますとTVが観れませんのでご注意ください。次は、ナビゲーション用のSDメモリーカードを挿入します(向きを間違えない様注意して下さい)。各挿入致しましたらB-CASカード部のカバーを組み付けモニターをクローズし、各作動確認を行います。一旦工場より車両を表へ出し、車速信号・リバース(バック)信号の確認とGPS受信と地デジの確認を行います。全て正常でしたので車両を工場へ戻し各キズチェック・各電気廻りのチェックを行い作業は終了致しました(^^)!!。
昨日は、「カーテックつかさ作業日誌」の更新が出来なくて申し訳ございませんでした。作業が長引いてしまい更新する時間が足らなくなってしまいました・・・(^^;。作業等長引いたり、出張等が有りますと更新が出来ない時も有りますが、頑張って更新をして行きたいと思っていますのでこれからも「カーテックつかさ作業日誌」を宜しくお願い致します(^^)!!。
by まっちょ
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