fc2ブログ
神戸のカーエレクトロニクスプロショップ『カーテックつかさ』作業日誌ブログへようこそ!カーナビ・カーAV・カーセキュリティ等の取付施行例や、電気系統・エアコン等のトラブル対応例などをご紹介します。
Calendar
日産 フェアレディーZ
Z Z4
Z2 Z3
今回は一般のお客様からのご依頼でフェアレディーZへ右上画像のパイオニア社製1DINオーディオ・デンソー社製ETC車載器の部品お持ち込み取り付け作業です。右上画像内のビートソニック社製サウンドアダプターは純正ナビ&オーディオ付き車に外品オーディオを取り付けする場合純正システム上外品オーディオをそのまま接続しても作動出来ない車両が有る為(今回のZがそうなのですが)このサウンドアダプターを介して外品オーディオを使用出来るようにするシステムです。以前お越し頂いた時に「無理でも良いので今回のオーディオを付けてみて下さい」と言う事で取り付けを試みたのですがやはり作動しませんでお客様にご説明させて頂き「考えます(^^;」と断念されていたのですが「サウンドアダプターを購入したので再度取り付けをお願いしたい」と言う事でご来店下さいました。今回のオーディオが1DINタイプのオーディオですので左下画像のCDチェンジャー部が空洞になってしまいます。そこで後ほど出て来ますが汎用1DINタイプポケット(小物入れ)を当社でご用意させて頂きETC車載器の取り付け位置(右下画像)の確認を行い作業開始です。
Z5 Z6 Z7
Z8 Z9
今回はオーディオ取り付け作業から行なって行きましたのでそちらから進めて行きます。まずシフトレバー周りのパネル(上段左&中央画像)をオーナメントリムーバーツール等を使用し外します。次にセンターコンソールパネルもオーナメントリムーバーツール等を使用しパネルを浮かせ左下画像のように外します。この時の注意点ですがエアコン操作部の電源コネクターが右下画像のように接続されています。コネクター自体は問題無く外れるのですが配線がプリント配線ですので無理にパネル本体を引っ張らないようにして下さい。
Z10 Z11
Z12
センターコンソールパネルが外れましたら右上画像〇印部オーディオブラケット取り付けビスとエアコンコントロールユニット取り付けビスを外しエアコンコントロールユニットを左下画像の位置まで引き出しておきます。
Z13 Z14
Z15 Z16
次にナビモニター部に有りますナビ操作パネルを右上画像のように浮かせ電源コネクターを抜いて外します。ナビ操作パネルは左下画像のようにパネル両サイドの金属製ピンで留まっています。ナビ操作パネルが外れますと右下画像の〇印部オーディオブラケット取り付けビスを外します。
Z17 Z18 Z19
オーディオブラケットの取り付けビスは以上の4本ですので左画像の手順でオーディオ一体型パネルを引き出します。オーディオ一体型パネルがダッシュボードから離れましたらパネル上部に接続されています中央画像のナビモニターカバー開閉センサー(モニターカバーが開きますとモニターの電源が入るシステムです)の電源コネクターと3連メーター電源コネクターを外しオーディオパネル本体を左画像の手順で更に引き出し純正オーディオ電源コネクター&ラジオアンテナを外します。オーディオ一体型パネルが外れますと右画像のようになります。
Z20 Z21
Z22 Z23
オーディオパネルが外れましたら外品オーディオの取り付け準備を行ないます。まず左上画像のように外品オーディオ電源線とサウンドアダプターを接続します。次に右上左下画像の取り付けビスを外しオーディオパネルから純正オーディオを外します。
Z25 Z26
Z27
純正オーディオを取り付けブラケットから外し先程書きました汎用1DINタイプポケット(小物入れ)と今回取り付けしますオーディオに取り付けブラケットを取り付けします(右上画像)。オーディオ本体をオーディオパネルに組み付けし左下画像のように準備しておきます。
Z28 Z29
Z30
サウンドアダプター&オーディオ電源コネクターを車両オーディオ電源コネクターに接続します。サウンドアダプター本体は少し大きくオーディオ組み付け時邪魔になりそうでしたので右上画像のナビモニター後ろの隙間に両面テープを使用してヒーターケース部に貼り付けします。オーディオ電源アース線はオーディオブラケット(ロア側)の取り付けビスに共締め接続しました(左下画像)。
Z31 Z33 Z32 
オーディオ本体に各電源コネクターを接続しオーディオパネルをダッシュボードへ取り付けし各パネル類を元通り組み付けますと左画像のようになります。各パネル類の組み付け作業が終りましたらFM/AMラジオのチューニングや時計を合わせて作動テストを行います。作動に問題が有りませんでしたのでETC車載器取り付け作業に移ります。
Z35 Z36 Z37
Z38 Z39 Z40
今回ETC車載器本体の取り付け位置が運転席側センターコンソールサイド部ですので運転席側Aピラーカバーを外します。まずいつものようにフロントガラスETCアンテナ貼り付け面の脱脂作業を行いAピラーカバーを外します。右上画像のようにウェザーストリップを外します。左下画像のようにAピラーカバーを引っ張って外しダッシュボードから天張りに注意しながら引き抜きます。今回のフェアレディーZのAピラーカバーは金属製ピン2ヶ所で右下画像Aピラー側の溝に入って固定されています。
Z41
Aピラーカバーが外れましたらETCアンテナを貼り付けし天張り内からAピラーへ引き廻しAピラー車両配線にタイラップ(結束バンド)で束ねて処理しダッシュボード内へ引き込みます(今回Aピラー部の写真は撮っていたのですが画像が余りにも分かり難い状態でしたので省かせて頂きました)。
Z42 Z43 Z44
Z45 Z46 Z47
Z48 Z49
次に電源取り出し作業を行いますのでハンドルコラムカバー下ロアカバーを外して行きます。まずその前にキッキングカバー&プレートを外します。上段3枚の画像はキッキングプレート取り外し画像になります。キッキングプレートは右上画像の金属製ピンとプラスチックピンで留まっていますので割れ等に注意しながら引っ張って外します。次にキッキングカバー取り付けグロメット(ネジ式)を2段目中央画像のように外しキッキングカバーを室内側に引っ張って外します。カバーも金属製ピン2ヶ所で留まっています無理に引っ張っての割れに注意して下さい。どうしても硬い場合はマイナスドライバーなどを金属製ピン付近に当てテコの原理で外しますと取れ易くなるかと思います。
Z50 Z51 Z52
何故キッキングカバーを外すのかと言いますと左画像〇印部のビスに被さっているからです。中央・右画像のロアカバー取り付けビスを外します。
Z53
画像が前後してしまいましてスイマセンハンドルコラムカバー取り付けビスを先に外していました。ハンドルコラムカバーは画像の4ヶ所の取り付けビスで留まっていますので外します。コラムカバー奥2ヶ所の取り付けビスはカバーが深く少し柄の長めのドライバーが有ると良いかと思います。
Z54 Z56 Z57
ロカバー本体を引っ張り左画像のようにしておきコラムカバーを外します。キーシリンダ周りのカバーを引っ張って外します。後はコラムカバーロア側を引っ張って外すのですが純正セキュリティーのLEDが取り付けされていましたのでLEDをコラムカバーロア側から外してからコラムカバーロア側本体を外しました(LEDの配線がどう引き廻しているのか分かってしまいますので写真に撮っていません)。
Z58 Z59
Z60
ETC電源取り出しはいつものようにキーシリンダー電源コネクターからの取り出しになります。検電器を使用し各電源確認を行い右上画像緑線が常時電源で白/黒線がACC(アクセサリー)電源でしたのでハンダ&絶縁処理を行ないアース線を右上画像車両鉄板部に共締め接続しました。センターコンソールETC車載器取り付け面の脱脂作業を行いETC電源&アンテナ線を車載器本体にシッカリ接続し画像の位置に取り付けします。各パネル&カバー類を元通り組み付けしETC作動確認を行いキズ&電気廻りチェックを行なって作業終了です。
さて本日は33Zと言う事で当社ブログ初の車両でした(^^)。実は(以前書いた事も有ったかも知れませんが)僕も昔Zのオーナーでして(Z31ですが)時代が変わっても自分の乗っていた車の後継車は気になるものです(^^)。今のZなんて僕には到底手の届かない車になっていますがヤッパリスポーツカーって良いですね~(^^)。今の時代には合っていないのかも知れませんが少しクセが有って面白く手ごろなお値段のスポーツカーが有っても良いのではないでしょうか?今の技術でしたらスポーツカーでもECOって可能なような気がするのですが・・・(僕だけでしょうか?)(^^;。
by KIN
    
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
大変参考になりました。
有難うございました。
2013/01/21(月) 20:24:49 | URL | #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック