昨日は週明けですのに大変申し訳ございませんでした。この時期は予想外の作業依頼が飛び込んで来る事が多々有りまして対応におわれておりました。さて今回は先週月曜日にアップしました「ムラーノ」と同じく地デジチューナー・DVDプレーヤー・フリーテレビング取り付け作業ブログで今回も画像の多いブログになってしまいます。皆さん年末でお忙しいかと思いますがお時間の有る時にお読み下さい(^^;。それでは作業ブログに入って行きたいと思います。いつもお世話になっておりますディーラー様のお客様からのご依頼で当社で部品をご用意させて頂き部品が揃いましたのでご連絡させて頂きましたところ直接当社にお車をお持込みして頂けましたので取り付け位置の打ち合わせをさせて頂き作業開始です。
まずは純正TVチューナーにVTR入力ケーブルを接続しますのでリヤハッチを開け左リヤクォーターパネル部(2段目2枚画像)のパネルを開けます。パネルを明けましたら3段目左画像位置に純正TVチューナーが見えます。その脇に通っています車両配線に車両側外部入力用接続コネクターが巻き付けられていますのでそのコネクターにプレサージュ用VTR入力ケーブルを接続します。外品地デジチューナーやDVDプレーヤーからの映像出力を一旦純正TVチューナーに入力し純正映像出力ラインから純正モニターに映し出すと言う流れになりますのでこのケーブルが必要になる訳です。
VTR入力ケーブルの接続が終わりましたらVTR入力ケーブルの長さだけでは届きませんので延長RCAコードを接続(左上画像)し左クォーターパネル内に通して行きます。クォーターパネルには小物入れ&ドリンクホルダーが取り付けされていますので外しますと手が入りますのでRCAコードを車両前方部に引き廻して行きます。RCAコードは車両配線と束ねて処理して行きます。
次にRCAコードを車両前方に引き廻しを行いますのでクォーターパネル前側のロアパネルを外しますので画像の手順で各パネル類を外して行きます。このロアパネル外しにくい上にはめ込み時も硬いのでジックリ取り外し取り付けを行なうようにして下さい。ロアパネルが外れましたら4段目右画像のようになりますのでここからRCAコードを通して行きます。
クォーターパネル内の延長RCAコード引き廻しが終わりましたらBピラーカバー(ロア側)を外して行きます。Bピラーカバーが外れましたら左後席ステップ部のパネル(右下画像)を捲りRCAコードを噛み込みしない位置に通して行きます(車両配線も通っていますので車両配線と束ねて行きます)。
ここで一旦延長RCAコードの引き廻しを止めまして地デジアンテナの取り付け作業を行ないます。Aピラーカバーを外しといつもなら書いていますが今回のタイプのプレサージュは中央画像のようにピンが金属製です。金属製ピンでも問題の無い車両もありますがプレサージュの場合無理に引っ張りますとAピラーカバーが白く変色したり割れる恐れが有ります。僕がいつも行なう外し方ですがウェザーストリップを外しAピラーカバーを少し浮かせて隙間を作ります。その隙間からマイナスドライバー等を差し込みピン部を押してピンを外しています。ただこのピン部を押す時も変色が無いかを確認しながら押していますので一気に押し出すのではなく変色しない程度に力を入れて押し出します(文章にすると難しいですが慎重に外すようにして下さい)。
次にキッキングカバー&プレートを外します。今回のプレサージュはカバーとプレートが一体式ですのでグロメットを外しプレート部を浮かせてカバー部を室内側に引っ張りますと外れます。
キッキングカバー&プレートが外れましたらグローブBOX&パネルを外して行きます。グローブBOX取り付けピン(上段右画像)2本を外しますとグローブBOX本体がフリーになりますので引き出して外します。グローブBOX本体が外れましたらパネル取り付けビス(2段目右画像)を外してパネル本体を引き出します。このパネルを引き出す際に助手席側エアバックコネクターが3段目左画像位置に取り付けされていますのでコネクターは抜かずコネクター全体を固定していますベース部のピンを外します(パネル側から見えますのでパネルを外す前に外しておくのも良いかと思います)。
助手席側の作業は一旦止めて運転席側の作業を行なって行きます。ハンドルコラムカバー取り付けビス・ロアパネル取り付けボルト(ボンネット&フューエルオープナーレバーと共締め)を外しロアパネルを外します。ロアパネルが外れましたらコラムカバーを外して画像には有りませんがACC(アクセサリー)電源をキーシリンダー電源コネクターから取り出しセンターコンソール内から助手席側に引き廻しておきます。
次にハンドル前に有ります小物入れを外して行きます。純正携帯電話接続ケーブル部のパネル(右上画像)を外して小物入れ本体を手前に引っ張りますと外れて来ます。この時ハンドル等に当たってキズが入らないよう注意して下さい。小物入れは下段中央・右画像のように金属製ピンで留まっています。
小物入れが外れましたら上段左画像のようになりますので純正ナビユニットを外します。ナビユニットが外れましたら右上画像のようにディスプレイユニットが見えますので取り付けビスを外しユニット本体を引き出してフリーテレビング配線を割り込み接続させてユニット部に貼り付けしてディスプレイユニットとナビユニットを組み付けし小物入れハンドルコラムカバーも組み付けします。
次にフリーテレビング切り替えスイッチを車両側の空きスイッチパネルを加工して取り付けします。お客様のご希望でなるべく配線類は見えないようにと言う事でしたのでこの加工作業を行いました。加工が終わりました切り替えスイッチをロアパネルに組み付けし後から完成画像に出て来ますが各リモコン受光部も取り付けしてロアパネル本体を組み付けします。
運転席側の作業が終わりましたら助手席側の最終作業を行って行きます。AVセレクターに各RCAコードを接続し助手席下に地デジアンテナ・各電源線を引き廻し地デジチューナー・DVDプレイヤーと接続します。各配線類の長さが決まりましたらAVセレクター本体を2段目中央画像位置に貼り付けし配線処理を行います。各アース線を2段目右画像位置の車両アースポイントに共締めします。ACC(アクセサリー)電源は3段目画像位置に引き廻して各ACC(アクセサリー)電源線を接続します。これで接続作業は終わりですのでグローブBOX等を元通り組み付けして作動テストを行います。
フリーテレビング切り替えスイッチは右上画像位置に各リモコン受光部は2段目左画像位置にそれぞれ取り付けしました。今回の地デジ画像は関西人にはお約束で子供の頃から必ずみんなが観ていると言っても過言ではないと言うくらいの「吉本新喜劇」です(^^)。DVD画像はカッコよくB’zのライブ映像にしてみました稲葉さんカッコイイ(^^)。各映像が写し出された事が確認できましたら社長に運転して貰いフリーテレビングの作動テストを行います。フリーテレビング取り付け作業ブログ時にはいつも書いている事ですが運転される方は絶対にTV画面を観ないようにして下さい。あくまで助手席の方が退屈しないようにする為のパーツです。
フリーテレビングの作動も問題有りませんでしたので工場に車を戻しキズ&電気廻りチェックを行い作業終了です。今回のブログ長くなってしまいましたが純正ナビ・TV付きプレサージュにお乗りの方いかがでしょう?後付け外品地デジチューナー・DVDプレーヤーを取り付けする事も可能です(^^)。
by KIN