今回はディーラー様からのご依頼で新車キューブにパナソニック製地デジチューナー付きHDDナビ(CN-HDS700TD)・分離型ETC車載器(CY-ET908KD)・ETC連動コード(CA-EC40D)・日産用オーディオ変換ハーネスKITを当社でご用意させて頂き取り付け作業を行いました。
ワンパターンですが・・・(^^;いつものようにAピラーカバー左右を外して各アンテナ貼り付け準備をして行きます。今回のキューブのAピラーカバー取り付けピンは右画像のようにプラスチック・金属それぞれ一つずつ計2個取り付けされています。
次にセンターパネルを外します。アッシュトレー(灰皿)を外しその奥に留まっていますビス2本を外してセンターパネル本体を引っ張って浮かせハザードスイッチ・シガーソケットの電源コネクターを外してパネル本体を外します。パネルを外す時の注意点なのですがにパネルがシフトレバーに当たってキズが付く恐れがありますハンドルコラムカバー左横に有りますシフト解除ボタンを押しながらレバーを下げてスペースを作ってから取り外しを行って下さい。パネルの固定はビス2本と右下画像の位置にプラスチックピンとツメで固定されていますので参照して下さい。
センターパネルが外れましたらオーディオ取り付けブラケットを外します。純正オーディオ電源コネクター&アンテナ線が車両配線に束ねてありますのでほどいて右画像のように引き出しておきます。
次に助手席側に有ります小物入れ&パネルを外して行きます。上段右画像位置にビスが2本取り付けされていますので外して2段目左画像のようにふたフタを開け軽く引っ張ります。これで小物入れ右側が少し浮きますので2段目右画像のようにダッシュボードの一部を浮かせ指を隙間に入れてツメを押しますと3段目左画像のように外れます。ツメとダッシュボード側の溝は3段目中央・右画像のようになっていますので参照してみて下さい。小物入れ上部はプラスチックピンで2ヶ所留まっています(4段目左画像)。
ダッシュボードの小物入れ&パネルが外れましたらその流れで地デジチューナー設置準備の為助手席側キッキングカバー&プレートを外します。まずキッキングプレート前後のツメを外しプレート本体を引っ張り上げます。プレートのツメはプラスチック製(右上画像)で車両ボディー側の溝(左下画像)に入って固定されています。僕自身今までプレートのプラスチック部は割れた事はないですが今からの時期割れる恐れも有ります注意して取り外しを行うようにして下さい。プレートが外れましたらカバーを下段中央のように引っ張り外します。カバーの取り付けは下段右画像のように金属製クリップが2ヶ所有りボディー鉄板部の挟まって取り付けされています。
助手席側パネル類の取り外しが終わりましたら運転席側の作業を行います。ハンドルコラムカバー下ロアパネルを外します。今回のETC本体取り付け位置は左上画像の位置にと言うご要望でしたのでETCアンテナ・電源線を運転席側に引き廻し処理します。ピン位置は左下画像を参照して下さい。
ロアカバーが外れましたらハンドルコラムカバーを外します。取り付けビスは4本で留まっていますので外しキーシリンダーカバーを外してコラムカバーロア側を引っ張って外します。センターパネル取り外し時に書いていましたシフトロック解除ボタンは左上画像の位置に有ります参考にしてみて下さい。
次は各アンテナをフロントガラスに貼り付けしそれぞれのAピラーに振り分けして這わして行きます。振り分けが終りましたらスポンジテープでAピラーに固定しカバーを組み付けます。運転席側はETCアンテナ線のみ這わせて噛み込み干渉の無い位置からETC本体取り付け位置まで引き廻して処理しておきます。助手席側は右画像のようにアナログTV・VICSアンテナとGPSアンテナをオーディオ取り付け位置まで引き廻します。地デジアンテナはチューナーを助手席下に設置しますのでフロアカーペット方面に引き廻します。
オーディオ取り付け位置からリバース(バック)信号取り出し配線・地デジチューナー電源線・ナビ⇔チューナー接続コード・RCAコードを引き廻してフロアカーペット内に通して左下画像のように出し地デジチューナーと接続し設置し余った配線類をフロアカーペット内車両配線と束ねて処理します。リバース(バック)信号の取り出しはキッキングカバーを外した車両側面部に左上画像のコネクターが有りますのでこのコネクターの黄色線から取り出しを行ないます。これで助手席側の作業は終了ですので各パネル類の組み付けを行なって運転席側作業に移ります。
運転席側は車速信号の取り出しとETC電源の取り出し作業を行います。まず車速信号線の取り出しですがヒューズBOX裏に有ります車両配線に茶色のオプションコネクターが巻き付けられていますので車両配線からほどきます。右上画像の青/黒線が車速信号線になりますので取り出しを行います。次にETC電源の取り出しをいつものようにキーシリンダー電源コネクターから取り出しを行いハンダ&絶縁処理を行い右下画像位置にアース線を接続します。
各電源の接続が終りましたら電源線の噛み込み・干渉をチェックしてコラムカバーを組み付けてETC本体の取り付けを行います。ロアパネル丸印位置に穴を開けアンテナ・電源線を通しETC本体にシッカり接続してパネルの脱脂作業を行いETC本体を貼り付けロアパネルを組み付けます。
オーディオ変換ハーネスにナビ電源・地デジチューナー電源線を接続しアース線を左上画像ボディー鉄板部に接続します。ナビ本体にオーディオ取り付けブラケットを取り付けして各電源線・コード類を抜けが無いようシッカり接続し余りの配線を束ねて噛み込み等が無いかをチェックしながら取り付けします。ナビが取り付けされましたらセンターパネルを組み付けして地デジチューナーにB-CASカードを挿入し作動確認の準備をします。
エンジンを始動させてナビが作動するのを確認しましたら各信号のチェック画面を出し間違いが無い事をチェックします。車両を工場の外に出し画像には無いですがGPS受信状態確認画面で受信状態のチェックを行いナビ画面に戻して地図が合っているのをチェックします。今回はETC連動ケーブルを使用していますのでETCカードを挿入し左下画像のように表示されるのを確認します。
最後に各TV・ラジオのチューニングを合わせます。左画像がアナログTV右画像が地デジTVの画像になります。当社前は受信感度が良いのかアナログTVも十分綺麗に映りますので画像ではあまり比較になっていないかもしれませんがやっぱり地デジの画像は違いますね~僕も地デジチューナーが欲しいです(^^)。各作動確認が終わりましたら車両を工場内に戻しキズ&電気廻りチェックを行なって作業終了です。
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by KIN