今回はディーラー様からのご依頼でキャラバンにナビ・地デジチューナー・バックカメラ・ETC取り付け作業です。左下画像でお分かりになるかと思いますが以前のお車に取り付けされていましたナビ一式です。このお車のオーナー様の作業は当社が出来た頃からさせて頂いておりましてステージア(取り外し)→エクストレイル(取り付け・取り外し)→キャラバン(取り付け)とブログの記事にさせて頂いておりますので宜しければそちらの記事も覗いてみて下さい(^^)。作動確認はもちろんエクストレイルから取り外し時に済ませてありますのでこのまま取り付け作業に掛かって行きたいと思います。当社でご用意させて頂きました部品類は再使用が不可ですので地デジフイルムアンテナのみご用意させて頂きました。
まずはバックカメラ取り付け作業から行います。前回のバネットと同じくリヤゲート内張りを外して行きます。ドアオープナー(室内側)取り付けビス3本を外してハンドル・ベースを外します。次に左下画像のようにピン抜きツールを使用してピンを浮かせて行きます。引っ張っても外れるのですが内張りボードの表面が非常に柔らかく変形してしまったりする恐れがありますので今回僕は1本1本ピンを外して行く事にしました。ピンの数は15個と多いですが根気良く取り外しを行います。
内張りボードが外れましたら防水シートを剥がして行きます。この防水シートは再使用しますので綺麗に剥がしておきます。次にリヤガーニッシュを外します。取り付けナット5個とピン2ヶ所で留まっていますので外してナンバー灯用電源コネクターを外しリヤゲート外側から引っ張って外します。ガーニッシュは車両外側のリヤゲートオープナーレバー・キーシリンダーと共締めされていますので抜き取る際は一緒に外れて来ますのでボディーに傷が付かないよう注意して下さい(特にキーシリンダー)。ガーニッシュが浮きましたらナンバー灯電源線のゴム製グロメットを外してガーニッシュ本体を外します。
ガーニッシュが外れましたら左上画像のようにグロメット付きチューブの中にバックカメラ線を通します。バックカメラ取り付け位置を決めガーニッシュを組み付けした時バックカメラ線が噛み込みしないようヤスリを使用して溝を作ります(上段中央・右画像)。グロメット部の防水処理(左下画像)をしっかり行ってガーニッシュを組み付けます。バックカメラ線がリヤゲート内に入りましたら車両配線と束ねます。
今回のキャラバンは車両とリヤゲート間をつなぐ配線チューブが右側のみでしたので右側の天張り内にバックカメラ線を通して行きます。サードシート用シートベルト取り付けボルトを外してパネルを引っ張って浮かせます左下の画像の位置にバックカメラ線を通し天張り内へ這わせます。次に車両中央部に取り付けされていますアシストグリップを外しスペースを作りながらバックカメラ線を通して運転席側Aピラー部へ引き廻します。バックカメラ線がAピラー付近まで引き廻せましたらアシストグリップ・シートベルト・パネルを組み付けして行くのですがバックカメラ線が噛み込みしないよう何度も確認しながら組み付けて行きます。
次に左右Aピラーカバーを外します。取り外しの手順は画像の通りです。この時にETCアンテナ・地デジアンテナを貼り付けしておきます。
次に画像は前後してしまいますが車速信号の取り出しとリバース(バック)信号・右側地デジアンテナ・ETCアンテナ・VICSビーコンアンテナの各配線をメーター裏に通す為メーター本体を外して行きます。まずメーターカバー取り付けビス2本を外しカバー本体を引っ張って外します。カバーの下部にプラスチック製ピンが2ヶ所有りますので画像を参照して下さい。カバーが外れましたらメーター取り付けビス3本を外して手前に引き出しメーター裏コネクター2ヶ所を外します。左下画像の丸印側のコネクターから車速信号の取り出しを行います(作業画像は後から出て来ます)。
メーター廻りの取り外し前にハンドルコラムカバー下ロアパネルを外しコラムカバーを取り外してETC電源線の取り出しを行います。今回ETC電源取り出しの写真を撮り忘れていましたスイマセン(^^;。
次に助手席側の作業に移ります。グローブBOXを外してオーディオパネルを外します。助手席側地デジアンテナ・GPS各線をグローブBOX裏に通しオーディオ取り付け位置まで引き廻します。今回画像が大変多い為ここはあえて取りませんでした詳しくは前回のキャラバンナビ取り付けブログを参照して下さい。各電源線の取り出し・接続作業を行いナビ本体に接続します。
車速信号の取り出し作業は前回のキャラバン同様コネクター部に専用信号取り出し配線を挿入しナビ側車速信号線と接続します。配線位置は配線側からコネクターを見て左端下部になります。リバース(バック)信号線は前回運転席シート下で取り出していましたが今回同じ位置に配線が無く探しましたところ運転席側足下側面部ブレーキマスターバック(倍力装置)横1番上コネクターの白/緑線から取り出しを行いました。
各配線の接続が終わりましたら加工作業を行います。今回ETC本体はオーディオパネル部の小物入れを加工して取り付けを行いました。完成画像のところでどんな感じで取り付けされているかを載せていますので後ほど観てみて下さい(^^)。次に地デジチューナーの取り付け位置ですがこのタイプの車両はスペースが以外と無くシート下も考えたのですがシートを動かす際に当たってしまったりしていましたのでグローブBOXを加工して取り付けしました。取り付け後に思ったのですが隙間取り付け位置等申し分無いかなと自己満足しておりました(取り付け方法はお任せでしたので・・・)(^^)。あまり大きなチューナーは無理かと思いますが今回のようなサイズのチューナーをお持ちでキャラバンにお乗りの方こう言う取り付け方法はいかがでしょう?(^^)。
各アンテナ類の取り付け位置は画像の通りです。
取り外しを行いましたパネル類を元通り組み付けして作動確認を行います。バックカメラの位置を調節し取り付けビスの増し締めします。ETC本体はこんな感じで取り付けしました(^^)若干ETC本体が出ているように見えるかもしれませんがオーナー様のご希望でETCのスイッチ操作(音量等)とETCカードを出し易くする為少し出して欲しいとの事でしたので画像の取り付けになりました。今回の地デジ画像はテストの時間が朝だったと言う事もありオモシロ画像が無く「元気が出るテレビ」世代には懐かしいゆき姐にしてみました(^^;。
さて最後は日産純正ナンバープレートイルミネーション取り付け作業です。まずグリルを取り外しますので左上画像のビス・ピンを外します。ピンが全て抜けると同時にグリル本体が外れて来ますのでバンパー等にぶつけないよう注意して下さい。
次に運転席ドアを開けてますと左上画像の位置にウインカー取り付けボルトが有りますので外します。ボルト類はこの1本だけですのでウインカーレンズ本体を画像の方向にづらして外すのですがかなり硬いと思いますのでボディーとウインカーレンズの隙間にウエスを巻いたオーナメントリムーバーツールを入れコゼますと「ボコッ」っと少し飛び出るような感じで外れて来ますのでボディーとバンパー部に傷が入らないよう注意しながら取り外します。ウインカーレンズが外れましたらウインカー電源コネクターを外します。次にヘッドライト本体を外します。ヘッドライト本体はボルト4本で留まっていますので外して引き抜き各ランプコネクターを抜きます。
ヘッドライト本体が外れましたらナンバープレートイルミネーション電源線を表から見えない位置に通してスモールランプコネクターの赤/青線に接続します。アースポイントは右側画像の位置に接続しました。ヘッドライト・ウインカーレンズを元通り組み付けして作動確認を行います。
左が点灯前、右が点灯画像になります。最後に全て(内装・ボディー)のキズチェックを念入りに行い電気廻りチェックを行って作業終了です。
久しぶりに長いブログになってしまいまして最後までお付き合い頂きました皆さんありがとうございます(^^;。
by KIN
当社で作業を行ないました同タイプのキャラバンですとブログに記載しています白地に緑の配線で取り出し可能だと思います。
このコネクターの取り付け位置は狭く少し作業し難いかと思いますのでケガなどなされませんよう十分注意して行なって下さい。
これからもお役に立てるブログを目指し頑張りますので宜しくお願い致します(^^)。
プリントアウトして見ながら取り付けできました。
感謝です。
文章が下手な僕達ですが参考にして頂けたと言うのはとても嬉しい事です(^^)。
これからも頑張って更新(最近は出来ていませんが・・・)して行きたいと思いますので宜しくお願い致しますm(_)m。
他にご質問等ございましたらお問い合わせください(^^)。