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神戸のカーエレクトロニクスプロショップ『カーテックつかさ』作業日誌ブログへようこそ!カーナビ・カーAV・カーセキュリティ等の取付施行例や、電気系統・エアコン等のトラブル対応例などをご紹介します。
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ホンダ バモス 

バモス1  バモス1.5  バモス2
今回の作業はいつもお世話になっている中古車販売業者様からの依頼でホンダのバモスにHDDナビとETC車載器の取り付けです。取り付けをするHDDナビはパナソニックの新商品でCN-HW830Dです。このナビはBluetoothユニットが内蔵されていて地デジチューナーも内蔵になっています。画面もワイドVGAになっていてきれいで見やすくなっています。ナビとETC車載器を連動させるコードとオーディオ取り付けキットを用意して作業をしていきます。
バモス3 
オーディオパネルのまわりに養生テープを貼ってダッシュにキズが付かない様にします。このバモスのパネルはとても硬くダッシュに固定されていて取り外すのがとても大変です。今回の車両はオーディオが付いていないのでパネルに指が引っかかって取り外せるのですがオーディオが付いているとその隙間がないので大変です。ダッシュとパネルの間にオーナメントリムーバーなどを差し込んで外そうとしがちですが、先に書いたとおりダッシュにピンが硬くかみ込んでいるのでオーナメントリムーバーを差し込んだりすると必ずといっていい程ダッシュにキズがついてしまいます。
バモス4  バモス5
バモス6  バモス7
オーディオが付いている場合のパネルの外し方を書いておきます。グローブボックスの上にプラスチックのピンが2個あるのでこのピンを外します。グローブボックスの左右にビスがそれぞれあるのでこのビスを取り外してグロ-ブボックスを手前に引っ張って取り外します。外れたグローブボックスの奥に手を入れてオーディオパネルの左上のピンをパネルの裏から押し出します。指で押すとかなり痛いので何か硬いもので押すといいです。
バモス8  バモス9
外したパネルの裏は左の写真の様になっています。右の写真がダッシュにかみ込んでいる金属のピンなのですが時々ダッシュから取り外す時に変形してしまって全然取り外せなくなってしまう時があります。強引に取り外したりするとこの金属ピンが折れてしまうこともあるので気をつけてください。ホンダ車はオーディオパネルにこの金属ピンを使っているのが多いのでオーディオパネルの取り外しは注意してください。
バモス10  バモス11  
バモス12  バモス13
ETCの電源の取り出しはいつもと同じでキーシリンダーの配線からです。ハンドルカバーを取り外してキーシリンダーの配線から検電器テスターで常時配線とACC配線を探します。ETCの電源配線をキーシリンダーの配線にハンダを使って接続をして電源を取り出します。アースの取り出しは写真はないですがハンドル右下にあるヒュ-ズボックス側の10㎜のボルトに共締めしています。
ETC車載器の取り付け場所はグローブボックスの中なのでオーディオ裏を通してグロ-ブボックス裏まで持っていきます。電源コードは垂れ下がったり挟まったりしない様に結束バンドで車両ハーネスに固定しています。
バモス14  バモス15  バモス16
次に左右のAピラーカバーを取り外します。Aピラーカバーを取り外す時にダッシュに擦れてキズが付かない様にここでも養生テープを貼ります。Aピラーカバーのピンを外して上に持ち上げる様にして取り外します。
バモス17  バモス19
バモス20  バモス21
フロントガラスに取り付けをするのはETCのアンテナと地デジのアンテナです。ETCのアンテナはバックミラーの後に取り付けています。地デジのアンテナはフロントガラスの上部に左右それぞれに貼り付けます。地デジアンテナをフロントガラスに貼り付けたらアンテナコードをアンテナに接続をしてETCのアンテナコードと一緒に天張りの中に隠して助手席側のAピラーまで持っていきます。
バモス22  バモス23  バモス24
地デジのアンテナコード2本(左右分)とETCのアンテナコードをAピラーの車両配線に固定をしてAピラーカバーを取り付けた時に挟まったりしない様にします。GPSアンテナをダッシュ左端に取り付けてアンテナコードと一緒にグローブボックス裏まで通します。GPSと地デジのコードはナビを取り付けるオーディオ裏まで持っていき、余分なコードはグローブボックス裏で束ねておきます。ETCのアンテナコードと先に取り廻しをしていた電源コードも一緒に束ねています。。
バモス18 
ナビに付いているマイクは運転席のバイザーに挟み込んで固定をして運転積側のAピラーに固定をして通していきます。マイクのコードをハンドル下に通っている車両ハーネスに一緒に固定してハンドルを動かしたりしても干渉しない様にしてナビ裏まで持っていきます。
以前のナビだと発話ボタンを押してナビの操作やオーディオ操作もマイクで出来ていたのですが今回のナビからはBluetoothの電話を使用した時だけ使えるように変わっていました。作動確認のときに発話ボタンを押してもナビの反応が何も無かったのでおかしいと思って取り扱い説明書を読んでやっと分かりました。
バモス25  バモス26
車速信号の取り出し場所はセカンドシートの下にあるECUからです。運転席側のステップカバーやBピラーのカバーを取り外して、セカンドシート横に付いているカバー2個を取り外してECUが見えるようにします。
バモス27  バモス28
バモス29 
車速信号を取り出すECUの配線は青/白配線でこの配線にナビの車速取り出し配線を接続します。ECUには左下の写真の金属のカバーが付いているのでこのカバーに穴を開けてナビの車速配線を通します。配線と金属が当たるところにはクッションテープを巻いて配線の被覆がめくれないようにしてその上から防水処理をしています。
写真を撮り忘れたのですがリバース(バック)信号の取り出し場所はシフトのパネルを外してその奥にあるシフト配線(緑/黒配線)から取り出しています。
バモス30  バモス31
バモス32 
グローブボックスの上に穴を開けてETCの電源コードとアンテナコードをその穴の中を通してグローブボックスの中に引き込みます。ナビからのiPodケーブルも一緒にこの穴を通してグローブボックスの中へ通しました。ETC本体をグローブボックスの中に固定をしてグローブボックスを元通りに組み付けます。
地デジ用のB-CASカードを挿入するユニットは助手席足元に吊り下げて固定をしました。全てのコードや配線をナビに接続をして作動確認をします。オーディオパネルは作動確認が全て終わってから最後に取り付けます。最初に書いたとおりパネルを外すのが大変だからです。
パナソニックの新しい800シリーズのナビは機能も充実していて値段もそれほど高くないのでかなりいいですね。
BY TANI


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