今回は業者様からのご依頼でスカイライン(R34)の排気漏れを診て欲しいと言う事でお車をお預かりして点検を行いました。お車をお持ち頂いた時すでにエンジンルームから凄い音が出ていましてこれは!?と思い早速エキゾースト(排気側)マニホールド側を取り外しに掛かりました。
まずエンジンのカバーを外してインテーク(吸気)パイプ類を取り外してエキゾーストマニホールド廻りに取り付けされています遮熱板を外します。遮熱板が外れますと右側画像のようにエキゾーストマニホールドとタービンが見えます。この時点でお気付きになられる方もおられるかと思いますがエキゾーストマニホールドとタービンの間に隙間が見えます(^^;。
その隙間の拡大画像が左側の画像になります。ナットが外れた画像になっていますが左側は僕が外したのですが右側は元々付いておらず後のナットも全て緩んだ状態になっていました。何故ナットが緩んでいたのかは理由が分かりません。考えられるのは(あくまで推測ですが)外品のタービンが取り付けされていて前オーナーさんが取り外してしまって純正タービンを組み付けした時に締め付けが足りなかったのか???謎ですがとにかくこれが1番の原因には違いないのでガスケットとナットを交換する方向で点検を続けます。右側の画像がガスケットの画像なのですが半分ちぎれて無くなっていました。次にエキゾーストマニホールド側の排気漏れも確認して行きます。5・6番部のエキゾーストマニホールド取り付け部もススまみれでしたので業者様に連絡を入れてご相談しましたところ排気廻りのガスケットは全て交換して欲しいと言われましたので取り外しに掛かって行きます。
ガスケットの比較画像です。左の画像がタービンとエキゾーストマニホールドの間に入るガスケットで右側がエンジンとエキゾーストマニホールドの間に入るガスケットです。
エキゾーストマニホールドが外れますと画像のような状態になります。こびり付いた古いガスケットを綺麗に除去して新しいガスケットを取り付けしエキゾーストマニホールド、タービンを組み付けて行きます。各ナット類はシッカリ締め付けてあります(^^)。後は取り外した部品を組み付けして各センサー類を接続してエンジンを始動します。エンジンが掛かり排気漏れが止まったのを確認して電気廻りのチェックを行い納車に出発です。従業員の方々も「お~~エンジンルームが静かになってる!!(^^)」(外品マフラーが入っていますので多少音は大きいですが)と言って頂けましたので良かったです(^^)。ありがとうございました!!(^^)。
by KIN