

今回は業者様からのご依頼でアルテッツァにHIDヘッドライトKIT&ETCの取り付け作業です。HIDは「株式会社グランドスラム」と言う会社のHIDキットです。バルブの種類はHB4・明るさは車検OK!!の6000K(K=ケルビン)で太陽光位だそうです。ハロゲンランプ(ノーマルランプ)が3200~3500K位ですので約倍近い明るさになる訳です。



では作業に掛かって行きたいと思います。まずはバラスト(安定器)を取り付け出来る場所を探す為エアクリーナーケースを丸ごと外します。エアクリーナーケースを外しあちこち探してみたのですがなかなか取り付け出来るスペースが無かったのでフロントバンパーを外しました。


バンパーを外してすぐに「ここにしよ!!」と言う場所がありましたのでボディーフレーム(画像)の位置に取り付けする事にしました。鉄板に直接ねじ込んで行けるタッピングビスと言うビスを使用して取り付けしてあります。このビスはホームセンターで購入出来ますのでホームセンターに行かれた際はビスコーナーに行ってみて下さい(^^)。バラストは左右同じ位置に取り付けしておきます。


次にバルブの交換を行います。このタイプのバルブは左に回して溝が合ったところで引き出せば抜けてきます。純正電源コネクターを抜いて純正バルブを外します。純正バルブが外れましたらHIDバルブを取り外した逆の手順で取り付けします。



バルブの交換が終わりましたら電源の取り出しを行います。今回のHIDキットは純正コネクターからの配線からの取り出すタイプでしたので左上画像のように取り出しを行いました。後はHIDバルブから出ている配線をバラストから出ている配線を接続(右上画像)して電源線をバラスト本体に接続して各配線の接続&取り出し作業は終了です。左下の画像は画像内に記載していますがウォッシャータンクが取り付けされていまして作業スペースが無かったのでヘッドライト本体を外して作業を行いましたと言う画像です。作業内容は右側と同じ作業です。


フロントバンパー、エアクリーナーケース等を組み付けして作動確認を行います。左が交換前の画像で右が交換後の画像になります。カッコ良くなったと思いませんか?明るさも全然違います(^^)。


さて次はETCの取り付けに掛かって行きます。ETCは業者様がご用意くださいましたパナソニック製ETC(CY-ET908KD)です。当社ブログをよくご覧の皆さんでしたらお気づきになられたかと思いますが新製品のETCに変わっています。以前のモデルは907でしたが今回のETCは908になっています。変更点はETC本体とアンテナが以前のモデルに比べて若干コンパクトになったと言う事と電源コネクターが薄型になったと言う点です。


取り付け方法は特に変更がありませんのでいつものように行います(^^;。今回はまず電源の取り出し作業から掛かりましたのでハンドルコラムカバー下ロアパネルから外します。




いつものようにキーシリンダー部電源線の被覆をめくりETC電源線を巻き付けハンダ処理を行います。各電源の取り出しは画像を参照して下さい。各取り出しが終りましたら今回のETC本体取り付け位置をグローブBOX内にと言うご依頼でしたのでグローブBOX内まで届くだけの電源線を引き廻しておいて余った電源線を車両ハーネスと束ねておきます(右下画像)。これで運転席側の作業は終了ですのでロアパネルを組み付けして助手席側作業に移ります。




Aピラーカバーを外します。ここでの注意点はAピラー固定ピンが2つ共Aピラー側に残ってしまいますので外すのですが特に金属製の方が小さい部品ですので取り方を誤りますと袋状のなっていますAピラー内に落ちる恐れが有ります。十分注意しながら外すようにして下さい。




ETCアンテナを貼り付けする場所の脱脂作業をキッチリ行います。次にアンテナを通して行くのですが、今回のアルテッツァの天張りが硬く拡がらなかったのでルームミラーを取り付けしているビスの目隠し用パネルを外し天張りを引っ張りましたら隙間が出来ましたのでアンテナ線を通して行きました。車両によって隙間があるタイプ、少し引っ張れば隙間が出来るタイプなどなど色々なタイプがありますのでその車両に応じた取り廻し方法で取り付けして下さい。無理に引っ張ったりしますと天張りがヨレてしまったり最悪の場合折り目が出来てしまったりします。



次にグローブBOX本体を外します。今回のグローブBOXの外し方は前回ブログのキャラバンとよく似たタイプでグローブBOX下部にピンで固定されていますので左右2本外してBOX本体を抜き出します。


グローブBOX本体横に直径16mmの穴を開けてアンテナ線と電源線を引き込みETC本体と接続してBOXサイド部に貼り付けします。もちろんここも脱脂作業を行っておきます。グローブBOX・Aピラーカバーを組み付けして作動確認を行い電気廻りチェックと今回は車両内外のキズチェックを行い作業終了です。
さて梅雨でうっと~しい天気が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?。雨が降らなければ夏には水不足、でも降りすぎで土砂災害や水害と自然と言うのはこれだけ文明が発達していても人の手には負えないものですよね~あたり前ですが・・・(^^;。カラッとした夏を首をなが~くして待ちたいものです。夏は夏で「アッつ~早く秋来ないかな~」って言ってると思いますが・・・(^^;。
by KIN
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