今回の作業はスバルのR-1にクラリオン製のHDDナビ(MAX670)とETC車載器(ETC970)とビーコンアンテナ(VCB960)の取り付けです。元々この車にはディーラーオプションのナビが取り付けしていたのですが車上荒らしにあってナビを盗られてしまったそうです。オーディオ配線は切られてなかったのですがETCやビーコンのコードはオーディオ裏で切られていたので新しく用意して取り付けをします。ETC車載器はナビと連動タイプで電源もナビユニットからETC車載器に送られるのでETCの電源を取り出さなくても良いです。
オーディオのパネルを取り外すので廻りにキズが付かない様に養生テープを貼ります。オーディオパネルはツメとピンでとまっているので簡単に外れます。
今付いているビーコンやGPSを取り外して用意したビ-コンのアンテナを取り付けるので助手席側のAピラーを取り外します。Aピラーにオーナメントリムーバーを差し込んでピンを外してAピラーを上方向に持ち上げて取り外します。
TVアンテナやGPSのコードを取り廻しをする為にグローブボックスを取り外します。
次に助手席のキックパネルを取り外します。これはグローブボックスが付いていたパネルを固定しているビスがこのキックパネルで隠れているからです。このパネルはビス4本で固定されています。
パネルを取り外す時にこすれてキズが付かない様にセンターパネルに養生テープを貼っておきます。パネルのビスを取り外して手前に引っ張って取り外します。
ビーコンのアンテナはダッシュの中央に取り付けてコードをフロントガラスとダッシュの隙間に入れて見えない様にします。GPSアンテナはスピーカーカバーの横に取り付けました。コードを取り外したグローブボックス裏からオーディオ裏まで通します。
このナビのTVアンテナは1セグ用の1本だけです。Aピラーカバーの形状によって取り付けの仕方が変わるのですがこの車両の場合はAピラーの金属部に取り付けをしてアンテナ部をフロントガラスに貼り付けます。この様にするとAピラーカバーを取り付けた時にアンテナの極板が隠れてフィルムアンテナの細い線だけが見えるのでスッキリとします。
ヒューズボックスの裏の配線の束から車速信号を取り出すのでヒューズボックスの固定ボルト(10㎜)を取り外します。リバース信号やパーキングブレーキ信号もこのヒューズボックスの側で取り出し出来ます。
車速の信号の取り出し場所はヒューズボックスの後ろに通っている配線の束から取り出せます。配線の線色は緑色で、この配線の被覆をめくってナビの車速取り出し配線をハンダで接続をしてシッカリと絶縁処理をします。
パーキングブレーキ信号はヒューズボックス右上の配線の束にあって線色は青/黄線です。
リバース信号はヒューズボックスに接続されているカプラーの配線から取り出しが出来て線色は茶色です。
ETCのアンテナはフロントガラスに取り付けてETC車載器はハンドル下のパネルに加工をして取り付けました。ETCの配線はオーディオ裏まで持っていきナビユニットと接続するだけです。
バックカメラのコードもオーディオ裏で切られていたのでバックカメラも新品と交換をしました。穴開けなどの加工はしなくても良かったので作業は楽でした。バックカメラの取り付け位置を付属の型紙を使って決めます。後は専用のカバーを取り付けるのですがボディの色と同じ色が無いので板金屋さんで塗装をしてから取り付けをします。
バックカメラの映像を映して角度の調整をします。カバーが付いてしまうと角度の調整が出来なくなるからです。取り外したパネルを組み付けていきナビとオーディオの作動確認をします。キズや汚れの点検をして作業は終了です。
BY TANI