今回の作業はBMWに新製品のパイオニア製のサイバーナビ(AVIC-VH9000)とETC車載器の取付けです。ナビのモニターユニットは純正オーディオの場所に専用の取り付けキットを使って取り付けをして、ナビユニットをグローブボックス下のアンダーカバーに吊り下げて固定をします。付属のRGBケーブルでは短くてモニターユニットとナビユニットを接続することが出来ません。別売のRGBケーブルCD-RGB430(3m)を用意して取り付け作業にかかります。
純正オーディオを取り外すのにグローブボックス上のパネルから順番に外していきます。
パネルの左端からオーナメントリムーバーを使ってパネルを浮かしていき取り外します。パネルと一体の金属製のピンが付いていてこのピンがダッシュ側のプラスチックの受け側に刺さっています。
次にオーディオ側のパネルも同じ様に取り外します。これで純正オーディオの固定ビスが見えるようになったのでこのビスを取り外して純正オーディオを取り外します。
地デジのアンテナコードとGPSのアンテナを通す為に運転席側と助手席側のAピラーカバーを取り外します。Aピラーカバーの外し方はAピラーカバーに付いているエアーバッグと書かれた長細いカバーを取り外してその奥に隠れているトルクスビス(T-20)を3本を取り外せば外れます。
トルクスビスが外れたのでAピラーカバーを外そうとすると・・・・?
Aピラーカバーがガラス側だけ全然動きません。どうやらガラスの接着剤がAピラーカバーに付いていて外れないようです。Aピラーにはエアーバッグが入っていてアンテナのコードもちゃんと処理をしていないといけないので何とかAピラーカバーは外さないといけません。無理やり力任せに外すとAピラーカバーの布が破けてしまったり伸びてしまうので少しずつ慎重にAピラーカバーをガラスから外して行きます。
1時間以上の格闘の末やっと左右のAピラーカバーを取り外す事が出来ました。Aピラーカバーの布も伸びたり破れたりしないで無事でした。これで次の作業をすることが出来ます。
今回取り付けするナビの地デジアンテナは4アンテナでフロントガラスの左右に2本ずつ取り付けをするタイプです。フロントガラスにアンテナを真っ直ぐに取り付けをする為の目印をつけてアンテナを取り付けます。アンテナのコードは天張りの中に隠して助手席側のAピラーからグローブボックス裏まで取り廻しをします。
GPSアンテナはダッシュの左端に取り付けてコードをダッシュとフロントガラスの隙間に入れて隠します。
グローブボックスを取り外して地デジのアンテナコードとGPSのアンテナコードを取り廻しをします。車両のオーディオカプラーをオーディオ裏からグローブボックス裏まで引っ張り出します。何故かと言うとオーディオ裏にはスペースがあまり無く車両のカプラーに変換カプラーを取り付けてナビの電源配線やスピーカー配線などを接続するとカプラーや配線が邪魔をしてナビのモニターが入らなくなるからです。
車両のオーディオカプラーを先にグローブボックス裏に持ってきて配線を接続してからモニターユニットに接続するカプラーだけをオーディオ裏に持っていきます。
後、この車両はアンプに電源を送ってやらないとスピーカーが鳴らないのでナビのシステムコントロールの配線をアンプの電源配線に接続をして下さい。
車速信号の取り出し場所はメーター裏のカプラーからです。メーターはビスを2本外せば簡単に手前に出て来ます。メーターには白色のカプラーと黒色のカプラーが接続されていて車速信号は黒色のカプラー側にあります。黒色カプラーの黒/白配線から車速信号を取り出す事が出来ます。
リバース信号の取り出し場所は運転席側ステップカバーを取り外してその中に通っている車両配線の束から検電器テスターを使って探します。この車両のリバース信号は青/黄配線から取り出す事が出来ます。
ナビユニットをグローブボックス下のアンダーカバーに固定をします。フットランプと発煙筒の間に固定をするのですがナビユニットを前の方に出すとグローブボックスを開けた時にナビユニットに当たってしまうので位置決めをシッカリとしてからアンダーカバーに穴を開けて取り付けます。
モニターユニットを専用の取り付けブラケットと化粧パネルを取り付けて純正オーディオの場所に入れて固定します。エンジンをかけてナビの作動確認をします。接続確認画面を開いてGPSの拾いや配線の接続を確認して、オーディオ機能の作動確認を行います。
ETCは運転席側のハンドル右横の小物入れに加工をして取り付けをしたのですがAピラーとの格闘の後だったので写真を撮るのを忘れてしまいました。過去のブログにBMWのETCの取り付けを書いていますので良かったらそちらのブログを見て参考にして下さい。
BY TANI