今回はディーラー様からのご依頼で新車のフーガにユピテル社製レーダー探知機(SR952i)の取り付け作業と純正ETCセットアップ作業です。
レーダー探知機取り付け位置は「おまかせで!!」と言う事でしたので純正コーナーセンサーインジケーターの邪魔にならないようメーターフード右横に取り付けする事にしましたので養生作業を行い運転席側Aピラーカバーを外して行きます。
以前のフーガ作業時ブログにも記載していましたが電源取り出し作業を行う為ハンドルコラム下ロアカバーを外しますのでサイドカバーを画像の手順で外します。
サイドカバーが外れましたらエアコン&オーディオ操作パネル横ウッドパネル(上段2枚画像)を外します。次にボンネットオープナーレバー(左下画像)の取り付けボルトを2本外してレバー本体を外します。後はロアパネルを手前に引き出します。
ACC(アクセサリー)電源の取り出しは左上画像のユニットからの取り出しにしましたので外して電源の確認作業を行います。ユニット裏の白線部に検電器を差し込みアースをボディー部に接続します(右上画像)。プッシュスタート式ボタンをACC位置にして検電器の反応を確認します(左下画像)。電源取り出し位置を確認し間違いが無かったのでレーダー探知機の電源線を接続して行きます。
今回のレーダー探知機の電源線はシガーソケットに差し込んで電源取り出しを行うタイプなのですが、配線が見えないようにする為電源ソケットを分解して電源線の加工作業を行います。プラス側の配線にヒューズホルダー付き配線を接続してハンダを流し込みます。接続部は熱収縮チューブ(左下画像)を使用し接続部のガードの為に使います。マイナス側は車両側ボディー部に接続しますのでクワガタギボシを取り付けしておきます。
レーダー側電源線を先程確認しました車両ACC(アクセサリー)電源に接続してハンダを流し込み絶縁テープをしっかり巻き付けます。取り外したユニットを組み付けしその時にレーダー電源線側アース線も共締めして電源取り出し作業は終了です。
レーダー電源コードをダッシュボード奥から出しレーダー本体取り付け位置まではわせます。レーダー本体取り付け部の脱脂作業をしっかり行い貼り付けします。エンジンを始動してレーダー探知機の作動を確認して問題が無かったので各パネル類を組み付けします。組み付け作業が終わりましたらレーダー用電源線が動かないようにワイヤーステッカーを貼り付けして電源線の固定をします。これでレーダー探知機の取り付け作業は完了です。次はETCセットアップ作業です。
まず純正ETC車載器情報(車載器管理番号・型式登録番号など)を確認する為情報画面を出します。あくまでフーガの出し方ですのでご注意下さい。まずエアコン&オーディオ操作パネルの情報ボタンを押して情報画面を出しジョグダイアルを回してETC情報の位置にカーソルを移動してジョグダイアル中央部の「決定ボタン」を押します。次にETC情報画面になりますのでセットアップ情報の位置で「決定ボタン」を押しますとETC車載器情報が表示されます。車載器情報画面はこの車両の情報になってしまいますので画像を載せる事が出来ませんがそのETC車載器の情報をセットアップ申し込み用紙に書き込みます。
セットアップ申し込み用紙の画像は以前のブログで記載しましたが他にもお客様の住所・氏名・車両情報を書き込みセットアップ業者さんにお願いしてセットアップカードに入力して頂きそのセットアップカードを車両ETC本体に差し込みデーターの入力を行います。ナビ画面上でセットアップが終了した事を確認してセットアップ作業は終了です。
ETCカードを差し込みETCが使用出来るかを確認します。フーガの場合ナビ画面右上時計横に「ETC」と言う表示が出ますのでこれでETCが使用可能になったと言う事になります。後はいつも通りキズ&電気廻りのチェックを行い作業終了です。なんとなく純正ETCのセットアップと言う作業がお分かり頂けましたでしょうか?(^^;。
by KIN