



今回の作業はランボルギーニガヤルドに5連ホーンの取り付けです。この車は知り合いのフェラーリやランボルギーニなどの販売をしている業者様の依頼で以前にもフェラーリなどにイベント時に使用する為に6連ホーンを取り付けしました(一般公道での使用は出来ませんのでイベント後に取り外しします)。ガヤルドをさわるのは今回が初めてなのでどの場所にホーンが付けれるのか探していきます。フェラーリのF430はバンパーを取外してその中にあるウォッシャータンクを取除き、その開いたスペースに何とか収まったのですが・・・

取り付けをするホーンはこの5連のミュージックホーンです。今回このホーンを取り付けするのは旧車のイベントで先導車として走る時に使うみたいです。



新車価格が2000万以上の車だそうで・・・いつもの様にキズが付かない様しっかりと保護テープを貼ってから作業を開始します。トランクを開けてトランクルームの内張りを外して見ました。内張りはトルクスビス4本で止まっていて周りのゴムを外せば以外と簡単に取外すことができました。この内張りを外すとバンパーとボディの間もよく見えるようになったので覗いてみるとあまりスペースがなくどうやってもホーンが付きません。

他に取付できそうなスペースを探しましたがこのままでは取り付けられるスペースがありません。業者様と相談してこの車のウォッシャータンクを取除いて(イベント使用の為、公道を走る際は元通りにします)その開いたスペースに取り付けすることになりました。


ウォッシャータンクは13㎜のナット2本で固定されていてこのナットを外してウォッシャータンクを外します。このウォッシャータンクを取出す時にモーターなどに付いているホースがとても固くなかなか外れなくて苦労しました。


ウォッシャータンクが外れるとかなり広いスペースができこれならホーンが取り付けすることができます。次にホーンの配線を室内に通す為のグロメットを探します。室内から覗くと楕円形のグロメットが見えてトランクルームに戻ってそのグロメットを探すとウォッシャータンクを取除いた裏に有りました。ホーン用の配線2本と音色切替用の配線2本をそのグロメットに通して室内に配線を引き込み、運転席までコルゲートチューブの中に配線を通して保護をして通します。スイッチは2穴のホルダーに取りつけ配線を接続します。


電源はバッテリーから取出し30アンペア用のヒューズホルダーと30アンペアの4極リレーを使って配線を作っていきます。バッテリーから取出した常時電源はホーンスイッチと音色切替スイッチとリレーのスイッチ側(リレーカプラーの赤色配線)につなぎます。ホーンスイッチのもう片側のラインはリレーのコイル側に接続しリレーのもう片側のラインはボディアースに接続します。この接続をする事によりホーンスイッチを押した時にホーンスイッチの接点が引っ付きスイッチのもう片側より常時電源から取出した常時信号がリレーのコイル側に流れコイルのもう片側はボディアースですのでコイルが磁化されリレーの接点が引っ付きスイッチ側の常時信号ラインがホーンに流れてホーンが鳴ると言う仕組みです。音色切替スイッチのもう片側のラインはホーンを鳴らすエアーコンプレッサーの内部切替スイッチに接続し音色切替スイッチを切り替えた時に常時信号が入力されればホーンの音色が変わる仕組みになっています。


後は各ホーンとエアコンプレッサーに接続するホースを接続(ホーンのサイズにより接続する位置が決まっているので間違えないようにします)し各配線とリレーを固定して作動テストを行い、元通りに復元していき各電気廻りチェックとキズチェックを行い作業は終了です。
BY TANI
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