

今回はマークⅡにお客様部品持ち込みでユピテル社製リモコンエンジンスターターの取り付け作業です。当社にてユピテル社製トヨタ専用エンジンスターター取り付けハーネスをご用意させて頂きまして取り付け作業となります。このエンジンスターターはオプションパーツを加える事で色々な制御等も可能なのですが、お客様のご希望で「エンジンが掛かって止まれば良い」と言う事でしたので配線接続は比較的シンプルな接続になります。



車両画像横の部品画像にありますエンジンスターターリモコン送受光ユニット(レーダー探知機のようですが送受光ユニットです)を取り付けする為運転席側Aピラーカバーを外します。プラスチックピン2本で止まっているタイプで簡単に取り外しが出来るのですが、中央画像①のウェザーストリップが硬いので注意して外して下さい。




次にハンドルコラムカバー下ロアパネルを外して行きます。上段右、下段左右画像のビスを外してETCアンテナ&電源線も同時に外しておきます。




キーシリンダー廻りのパネルを外して行くのですが、このパネルは金属製のピンで固定されていますので、無理に外そうとしますと割れてしまう恐れがありますので注意が必要です。キーシリンダー廻りのパネルが外れますと上段右側画像の位置にビスがありますので外します。ロアパネルを止めているビスは合計4本と言う事になります。ビス類が外れましたら下段左側画像のボンネットオープナーワイヤーを画像の手順(分かりにくいかもしれませんが・・・)で外します。後はロアパネルを引き出せば外れます。


キーシリンダー部の純正コネクターを抜きエンジンスターターハーネスを割り込み接続してアース線を車両側集中アースポイントに接続します。



ここで一旦エンジンルームの作業へ移ります。オルタネーター(発電機または充電装置)のコネクター部からL端子制御信号線の取り出しを行います。左側画像にも説明を記載していますがオルタネーターがチャージ(発電)状態であると言う事をコンピューターに入力する信号線で簡単に言いますとエンジンが掛かっている状態の事です(^^)。室内グローブBOXを外しL端子信号線を助手席側から室内に引き込み一番上の部品画像、白線と接続します。


各配線の引き込み作業が終わりましたらエンジンスターターコントロールユニットに各配線を接続し運転席側アクセルぺダル上部を通っています車両メインハーネス部にタイラップ(結束バンド)を使用して取り付けします。これで取り付け&配線作業は終わりですので取り外した部品&パネル類を元通り組み付けします。右側画像がエンジンスターターリモコン送受光ユニットで電源が入るかを確認している画像です。



リモコン送受光ユニットの作動確認が終わりましたら、上段画像のようにリモコンを使用して設定作業を行い作動テストを行います。下段左側画像が作動前、下段右側画像が作動中画像です。キーが入っていない状態でメーター内計器類が点灯&タコメーターが作動しています(この状態でエンジンは掛かっています)。次に安全装置の確認を行います。色々なエンジンスターターがありますが今回のスターターはエンジンが掛かっている状態でタイヤに輪止めをしてブレーキペダルとサイドブレーキペダルをしっかり踏み込んでおき車が飛び出ないよう注意しながらシフトレバーをPレンジからRレンジに動かした時エンジンキーがキーシリンダーに入ってONの位置でなければエンジンが止まると言うタイプで、上記の確認方法で作動確認を行い正常に作動していましたので、後はいつも通りキズ&電気廻りのチェックを行って作業終了です。
これで車に乗り込むまでにエンジンの暖気は完了し、冬の時期は車内が暖かく、夏の時期はクーラーが効いていて快適に乗り込めると言う訳です(^^)。
by KIN
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