


今回の作業は日産のクリッパーにナビの取付けです。お客様が車の乗り換えをされて前の車に取り付けてあったパナソニック製のナビ(CN-DV7700)とETCを取り付けてほしいということです。



この車両はピラーなどに内張りが付いていないので配線の隠し場所がないのです。マイクは運転席バイザーに取り付けて配線をガラスのまわりのゴムの中に押し込んで配線を隠します。前にAピラーの鉄板の中に通そうとしたのですが運転席側のピラーの中にはラジオのアンテナが通っていてそれに引っかかって通らなかったのでこのやり方にしています。ラジオのアンテナをはずせば配線によっては中に通せるのですがほとんど通らなかったです。マイクの配線はメーター裏に通していきハンドルなどに干渉しない場所に通していきます。メーターはカプラーを外さずに作業するのでハンドルのカバーにあたって傷がつかないようにウエスやタオルなどを間にはさむといいです。ナビ本体はオーディオ下に取り付けるのでオーディオ裏まで配線をもっていきあまった配線をメーター裏で束ねました。


ビーコンアンテナはダシュボード中央に取付けGPSアンテナはダシュボード左端に取り付けました。これらの配線はグローブボックスを外してその奥からオーディオ裏まで持っていきこれらの余った配線はグローブボックス奥の車両配線に一緒に束ねます。

TVアンテナは室内のガラスに取り付けるタイプで今回はリアの左右のクウォターガラスに取り付けて配線を車両のセンターに通して行きます。整備のため運転席と助手席のシートが開くのでセンターしか通す場所が無いからです。ATのシフトのカバーなどを取り外しサイドブレーキに干渉しないように通していきます。



ETCの電源はおなじみのキーシリンダーのカプラーからの取り出しです。ETC本体はグローブボックスの中に取り付けしました。ETCの配線はグローブボックスにカプラーが通る穴を開けて通して、その穴をゴムグロメットを取り付けて穴を塞いでいます。

このナビはオンダシュタイプでTVチューナーもありナビ本体も車のトランクルームにも設置できるようになっているためDINコードや配線が長く設定されています。これらの配線を全て隠すのですが、このクリッパーのグローボックスの奥はスペースがかなり広くあるのでそこにTVチューナーも隠しています。配線などもそこに束ねて隠しています。


モニターをダシュボード上に取り付けてナビユニットをオーディオ下に固定しています。オーディオブラケットが1DIN用なので1DIN+1DINの取付けの場合は専用ブラケットをディーラー部販で用意しなければいけません。取り付けが終わり作動確認をします。まず最初に前に車両で学習していたパルスやジャイロセンサーのリセットをします。その後車両センサーの情報画面で車速パルス・リバース・イルミ・GPSの確認をします。作動確認が終わったら傷や汚れのチェックをして車両の電気まわりの点検をして作業は終了です。
BY TANI
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