

今回の作業は業者様からのご依頼でスバル サンバーのエアコン修理を行いました。業者様よりエアコンを他業者様で修理したのですが直ぐにエアコンが効かなくなったと言う事で何が悪いのか診断して欲しいとの事で一度お車をお預かりしエアコンの点検を行いました。結果コンプレッサー不良とプレッシャースイッチ不良が分かりましたので業者様にご連絡し修理の方向で話が決まりましたので当社で部品を段取りし部品が入荷しましたので再度入庫頂きました。前回の点検時はエアコンコンプレッサーが作動しない状態でしたので修理後追加部品が出る可能性が有る事をお伝えした上で作業を行わせて頂きました。



この車両のエンジンはフロントでは無くリヤ側に有りますのでリヤハッチゲートを開きフロアに有ります鉄板黒色カバーを外します。外し方はプラスビスで4ヶ所留まっていますので外してカバーを外します。外しましたら、右側画像位置にエアコンコンプレッサーが付いていまして、このコンプレッサーに接続されています低・高圧パイプ部にエアコンゲージマニホールドを接続するチャック部が有りますので各接続を行います。ゲージを接続し配管内にガスが残っていないか確認を行います。業者様に事前にガス回収をして頂いていましたのでガスは入っていない状態ですのでコンプレッサーの取り外し作業を行って行きます。

コンプレッサーを取り外しましたら外したコンプレッサーとお取り寄せ致しましたコンプレッサーリビルト品を並べて違いが無いかをシッカリと確認を行います。問題ありませんでしたので取り外しの逆手順でコンプレッサーを組み付けして行きます。接続するパイプ部のOリングは交換しています。




次にプレッシャースイッチ付き高圧パイプとレシーバードライヤーの交換を行います。ここも同様外しました配管部のOリングは交換しておきます。交換作業が終わりましたらエアコンゲージマニホールドを接続し配管内真空引き作業を行う為真空ポンプを接続し真空引きして行きます。約20分ほど真空引きをしましたらゲージ側バルブをシッカリと閉めポンプを停止させます。この時にゲージ側メーターは負圧の位置に針がきている事を確認ししばらくこのまま置いておきます。放置している間に負圧状態が保てていなかったら何処かサイクル内に不具合(ガス漏れ個所等)が有る事になりますので(あくまでも目安ですが・・・)状態を確認した上でエアコンガスの充填を行って行きます。ガス圧とサイドグラスの泡の状態を確認しながら充填して行きます。


左側画像はエアコンのコンプレッサーが作動停止した時の温度です。右側画像はコンプレッサーが作動開始した時の画像になります。MAXでの冷え込みはもう少し冷えていましたが、この画像を撮った時はエンジンかけ始めの冷え始めの頃に撮りましたので少し温度が高いです。エアコンの冷えは問題ありませんでしたので次はシステム的に見れていなかった部分の点検を行います。圧力的には問題も無く電動ファンもシッカリ廻っていましたので問題無いと思っておりましたが・・・コンデンサーサブファンの回転がたまに弱まったり回らなかったりと変な症状が出て来ました・・・。いよいよ回転しなくなりましたのでモーター部を軽く「コンコン」と叩くとファンが少し廻り始めます・・・電動ファンモーター不良です(^^;。業者様に追加作業及び部品が出る事をご連絡し、事前にこうなる事が有るかもと話ししておりましたので直ぐに発注交換作業を行って欲しいとの返事を頂きましたので直ぐに部品を発注し交換作業を行いました(^^)。当社横の部品屋さんの対応がとても速く(無理を言ったのも有りますが)当日中に手配部品を頂けましたので直ぐに交換し終了する事が出来ました(^^)部品屋さんに大変感謝ですm(__)m。部品が到着するまでの間に各部のガス漏れチェックを行い問題ありませんでしたので作業は無事に完了致しました(^^)!!。
ぼちぼちとエアコンシーズンに突入して来ましたが皆様のお車、エアコンの調子は如何ですか?梅雨のシーズン突入までにはエアコンチェックや不具合が有る場合は不具合ヶ所の修理をお薦めしますよ~(^^)!!。
by まっちょ
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