

今回は一般のお客様からのご依頼でセルシオに地デジチューナー・DVDプレイヤー・後席用モニターの取り付け作業を行いました。各部品はお客様がご用意して下さいましたモノを取り付けさせて頂きます。後席用モニター等の取り付け作業は当社社長が行っておりましたのでそちらの作業は社長のブログをお待ち下さい。





それでは作業に取り掛かって行きたいと思います。地デジチューナーとDVDプレイヤーの取り付け位置はお客様のご要望によりグローブBOX上部に有りますBOX部に取り付けさせて頂きます。各パネル&カバー類の取り外し作業ですが以前のブログでご紹介させて頂いておりますので今回は省略させて頂きます(2010・6・5と2010・6・8のブログを参考にしてみて下さい)。






今回「地デジチューナーやDVDプレイヤーの各作動電源の取り出しはバッテリー電源から取り出しして欲しい」と言う事でお客様がご用意して下さいましたリレーキットを使用して電源の取り出し作業を行って行きます(リレーキットを使用しての各電源取り出し&接続の流れは左上画像を参考にしてみて下さい)。ボンネットを開けバッテリー本体とケースを車両から外します。バッテリーケースを外しましたら常時電源取り出し配線をバッテリーターミナルプラス側から車両配線に這わせ2段目右画像のグロメット部まで引き廻します。グロメットに切り込みを入れましたら針金などを使用して常時電源取り出し配線を車内へ引き込みます。配線を通しましたグロメット部はブチルテープを巻き付けて防水処理を施しておきます(左下画像)。







次にリレーキットへ車両からのACC(アクセサリー)信号を入力させる為のACC電源取り出し作業を行って行きます。キーシリンダー電源コネクター内ACC線の確認作業を行いましたら電源線の被覆を捲り取り出し配線を接続してハンダ&絶縁処理を施します。ACC電源取り出し配線の接続作業が終わりましたら各リモコン受光部配線と共に針金などを使用して助手席側へ引き廻します。リモコン受光部の取り付け位置はお客様が前回の当社ブログをご覧になられましたそうで「同じ位置に」と言う事になり内気温センサーのパネルへ取り付けさせて頂きました。



ACC(アクセサリー)電源線と各リモコン受光部の引き廻し作業が終わりましたら地デジTVアンテナの設置作業を行って行きます。フロントガラスの脱脂作業を行い左右それぞれ2枚づつ貼り付けしアンテナ線を天張り内に通して助手席側Aピラーへ引き廻します。今回の車両の天張りは少し硬く隙間があまり出来ないと思います(特にルームミラー付近は配線が引き廻し難いと思います)。天張りの隙間が広がり難い場合は左右のサンバイザーを外しオーナメントリムーバーツールなどで天張りをコゼて広げてみて下さい(天張りにシワが入らないよう注意して作業を行うようにして下さい)。各アンテナ線が助手席側Aピラーまで引き廻せましたら車両配線と束ねながらダッシュボード内へ引き込みます。



次に地デジチューナー・DVDプレーヤーからの映像&音声出力用RCAコードの引き廻し作業を行います(同梱されていますRCAコードは使用せずにお客様がご用意して下さいましたモノを引き廻して行きます)。キッキングプレートとBピラーカバー(ロア側)を外すと見えます車両配線に束ねて後席部に引き廻します。RCAコードを引き廻しましたら後席部で作業を行っております社長に引き渡します。



次はリレーキットの設置作業と地デジチューナー・DVDプレイヤー電源線の接続作業を行います。エンジンルームからの常時電源線とキーシリンダー電源コネクターからのACC(アクセサリー)信号線をリレーキット側の常時&ACC線へ接続しましたらタイラップ(結束バンド)を使用してリレー本体を車両配線にくくり付けます。リレーキットからの常時&ACC線(中央画像)に地デジチューナー&DVDプレーヤーの電源線を接続して各アース線を右画像の車両アースポイントに接続します。各電源線の接続作業が終わりましたら余りの配線を車両配線と束ねて処理します。






各電源線の接続作業が終わりましたら地デジチューナー&DVDプレイヤーの設置作業を行います。生地の上にはマジックテープが貼り付け出来ない為地デジチューナーの位置決めを行いBOX内の生地を右上画像のように切り取ってプラスチック部分の脱脂作業を行っておきます。次に各配線類をBOX内へ引き込む為2段目左画像のようにBOX側面部に穴あけ加工を行います。BOX側面部から各配線を引き込みグローブBOX本体を落とさないように注意しながらダッシュボードへ組み付けます。引き込みました各配線を地デジチューナー・DVDプレイヤーそれぞれにしっかり接続し右下画像のように設置します。


各接続作業が終わりましたら取り外しましたパネル&カバー類を元通り組み付けして作動確認を行います。エンジンを始動し車両のオーディオユニットが作動しましたら純正TVの設定画面でビデオモードに切り替えて地デジTVの受信状態とDVDビデオが再生されるかを確認します。各作動に問題が有りませんでしたので最終キズ&電気廻りチェックを行い作業終了です。
皆様、お久しぶりでございます(^^;。久しぶりの更新で文章のおかしな所や分かり難い所も多々有るかとは思いますがどうかご了承くださいm(_)m。
by KIN
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