
今回の作業は業者様よりダイハツ ミラのエアコン修理を行って欲しいとのご連絡を頂き、コンプレッサーのみの交換でリビルト品を取り寄せして有るので交換して下さいとの内容でした。早速お車をお預かりし作業を行って行きます。



エアコンサイクル内にガスが残っていないかを確認して行く為ゲージマニホールドを接続し残圧のチェックを行います。残圧は0でガスは残っていませんでしたので一旦ゲージマニホールドを取り外します。コンプレッサー交換をする為にはフロントバンパーの取り外しが必要になりますのでフロントバンパーを外して行きます。







フロントフェンダーとフロントバンパーの固定部ビスを外し、ウィンカー部のレンズ固定ビスを外しウィンカーASSYを取り外します。外しますと固定用ボルトでバンパーを留めていますので外して行きます(画像は助手席側ですが運転席側も同様取り付けされていますので同手順で外して行きます)。次にナンバープレートを固定していますボルト2本を外しナンバープレートを外します。外しました所に固定用ボルト1本が留まっていますので外します。次にグリル上部の固定用プラスチックピン部を4ヶ所軽く下方に押しながらグリル部を手前に引っ張り外して行きバンパーを取り外します。







バンパーが外れましたらコンプレッサーが丸見え状態になります。画像を見て頂けばお分かりになるかと思いますがガス漏れを起こしているのでコンプレッサーがオイルでドロドロに汚れています。では取り外しを行う為最初にマグネットクラッチ用電源カプラーを外します。次にコンプレッサーへ接続して有ります低・高圧ホース&パイプのジョイント部固定ボルト10mm2本を外してホース&パイプを外して行きます。コンプレッサーへ接続している物が外れましたら、コンプレッサーを固定しています上部1本の固定ボルト・下部2本の固定ボルトを緩めてエアコン用ベルトを緩め取り外します。ベルトが外れましたら先程緩めていました固定ボルト計3本を取り外し、コンプレッサー本体を取り外します。コンプレッサー本体を外しましたら、ステー部等にドロドロのオイルやごみが付着していますので綺麗に拭き取っておきます。




取り外しましたコンプレッサー本体と業者様がご用意して下さいましたコンプレッサーリビルト品を並べて違いが無いかを確認し、問題有りませんでしたので取り外しと逆の手順で組み付けを行って行きます。低・高圧ホース&パイプのコンプレッサー側接続部にはOリング(ゴムパッキン)が付いているのですがホース部を外しましたのでOリング(ゴムパッキン)を新品に交換しておきます。この組み付け時には専用オイルを塗布してから組み上げを行います。ベルトも規定の張りで調整を行い、真空ポンプを使用してエアコンサイクル内を真空引きして行きます。時間は約20分~30分程真空引きを行い、ポンプ停止後ゲージマニホールドのゲージを頼りに真空状態が維持出来ているか確認を行います。
真空状態が問題ありませんでしたのでガスを充填して行きます。


規定量のガスを充填しゲージマニホールドのゲージ及びレシーバードライヤー部のサイドグラス部でのガスの流れをチェックし問題無い状態になりましたので次は冷えのチェックを行って行きます。



風量を弱にしている状態で吹き出し口温度を計測します。冷えのMAXが6.9度でサーミスタが働きコンプレッサーの動作を停止させ、7.7度付近でコンプレッサーの作動を再開させる動作を繰り返していました。作動は問題無く良く冷えている状態でしたのでエンジンを停止しガス漏れチェックを行って行きます。ガス漏れ検知器を使用して各部のガス漏れが無いかをチェックして行き問題ありませんでしたのでフロントバンパーを取り外しの逆手順で組み付けし、キズチェック・各電気廻りチェック及び再度冷えの確認を行い、無事作業は終了となりました(^^)!!。
昨日はブログの更新が出来ず申し訳ございませんでした(^^;。今日はパソコンの調子も良いようで何の問題も無く作成する事が出来ました(^^)。
当社本日より出張作業が始まりまして3週目までの平日間ほとんどが出たり入ったりの出張状態になってしまいます。またブログの更新が出来ない日が続いたりする可能性が有りますがご了承頂けると幸いです(^^)。宜しくお願い致します(^^)!!。
by まっちょ
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