今回の作業はクラウンアスリートにディーラーオプションの電動コーナーポールとフジ電機工業のフリーTVing(FFT-178)とセルスター工業のレーダー(AR-210VE)の取り付けです。
電動コーナーポールをバンパーの左側に取り付けする為にバンパーを取り外します。バンパーとボディにはおなじみの保護テープをしっかりと貼ってバンパー脱着の時にキズが付かない様にします。エンジンルームのカバーを外してからヘッドライト横のピンとクッションゴム付きのビスを左右とも取り外してバンパー中央上のピンを外します。タイヤハウスカバーのピンを外してからタイヤハウスカバーをずらしてその奥のビスを外します。後はバンパーの下に潜りアンダーパネルやボディとバンパーを固定しているビスを取り外せばバンパーは外れます。
バンパーを取り外したらコーナーポールを取り付ける為の加工をしていきます。バンパー裏のアルミ製のバーに付属の型紙で位置を合わせて7mmの穴をあけます。この穴は後からコナーポール用のステーを固定する為のものです。
バンパーにも型紙で位置を合わせて20mmの穴を2ヶ所あけます。あとは型紙のように余分な部分をヤスリで削って穴を綺麗に処理していきます。この穴開けは位置がずれてしまうとコーナーポールがまっすぐ上がらなかったりするのでとても気を使います。
付属のステーとブラケットを使ってコーナーポールを仮固定します。なぜ仮固定かと言うとバンパーを取り付けてからまっすぐにコーナーポールが上がるかチェックをし、ずれている様なら微妙に調整をしキッチリとまっすぐになる様調整をする為です。調整が終わったらバンパーを取り外してステーとブラケットを本固定してバンパーを組み付けます。
エンジンルームのウォシャータンクの側のハーネスにコーナーポール用のカプラーがテーピングされていますのでそのカプラーとコーナーポールのカプラーを接続してアースをボディアースに接続すれば車外の作業は終わりです。
車内の配線はグローブボックス奥左端に空カプラーがありそこにコーナーポールのスイッチ配線を接続します。配線を運転席側に引き廻しするのにオーディオ裏を通していきます。スイッチの取り付け場所はハンドル下のパネルに四角く穴を開けてスイッチを取り付けます。
コーナーポールはこのように付きました。スイッチを入れて作動確認をしてコーナーポールの作業は終了です。
コーナーポールの配線を通すのとレーダーの電源を取り出すのとフリーTVing取り付けの為にオーディオを外します。シフトノブを回して取り外してシフト周りのパネルを取り外します。この時にシフトノブを外している為シフト部レバーが剥き出しになっているのでパネルがシフトに当たってキズが付かない様に養生テープをシフト側に貼っておきます。
オーディオ横のパネル(左右共)を外すのですが一つ注意点があります。エアコンのコントロール部も一緒にパネルに付いて外れてしまう事が有り、もし一緒に外れてしまうとエアコン操作部パネル内の作動線のラインが普通の配線からカプラーと言う感じではなくプリント配線になっている為、強い力で引っ張ってしまうとプリント配線の固定部が外れてしまったり断線してしまったりしてしまうのでエアコンのコントロール部が残るように手で押さえながら廻りのカバーを手前に引き抜く様にしながら外します(以外と簡単に外せます)。
モニター廻りのパネル類が外れたらモニターブラケットを固定しているボルトを外してカプラーを抜きモニター本体を取り外します。
取り外しが出来ましたので走行中にTVが観れる(あくまでも助手席や後部座席の方が退屈しないように観れる装置であり運転される方が観る事は禁止されていますのでご理解の程宜しくお願いします)装置を純正配線カプラーに割り込み接続をします。この作業と同時にレーダー探知機用のACC(アクセサリー)電源をシガーライターソケット部のACC(アクセサリー)ラインより接続取り出しを行います(通常ですと電源の取り出しはキーシリンダーの太いラインから取り出すのですがこのお車はエンジンスタートがプッシュ式の為誤作動等を防ぐ為にシガーソケット部からの取り出しにさせて頂きました)。作業の画像が無くて申し訳ございません。
コーナーポール配線とレーダー配線をモニター裏を通ししっかりと固定してモニターを元通り組み付けていき、先程取り付けしたパーツのアースとレーダー用のアースをボディ側に接続し各パネル類を組み付けします。
いきなり完成画像になってしまいますが取り外していた全てのパーツを組み付けし、各作動チェック・電気廻りチェック・キズチェックを行い作業は終了となりました。
BY TANI