今回は前回の続き作業でリンカーン・ナビゲーターにヘッドライトユニット交換&HIDランプユニット(ナビゲーター専用受注生産品)取り付け作業です。部品はこの車の持ち主(僕の元同僚)がオークションで落札した物です。
まずはヘッドライトユニットの取り外し作業で左側画像のパネルを外して右側画像のような状態にします。後から出て来ますがヘッドライトユニットは右中央画像の固定金具2本で止まっているだけですので抜き取ればゴッソリヘッドライトユニット本体が外れて来ます。左中央画像のヘッドライト用コネクターを外し右中央画像のスモール&ウインカー球をソケットごと外します。左右のヘッドライトユニットが外れたところで交換用ヘッドライトユニットの加工作業に移ります。
交換する方のヘッドライトユニットにHIDバルブを組み付けします。このタイプのヘッドライトユニットはバルブの後ろにカバーが付いていますので、カバーに穴あけ加工(直径20mm)を施してHIDバルブから出ている配線を引き出します。このままではヘッドランプ内に水分が入ってしまいますのでゴム製のグロメットを穴を開けた部分に取り付けしさらにコーキング剤を使用して防水処理を行います。
バラストユニットを水の掛かりにくい位置に取り付けしてHIDの各配線類を接続しヘッドライトユニットにスモール&ウインカーソケットを取り付けしてヘッドライトユニットを組み付けします。右側画像が後で出て来ますと言っていました取り付け金具でヘッドライトユニットの溝とボディー側の間に入れて固定します(片側2本計4本)。ヘッドライト用のコネクターは純正コネクターに割り込ませて接続します。ヘッドライト取り付け後、作動確認を行い始めたのですが・・・ここでトラブル発生です。ヘッドライト点灯!!ロービームのはずがハイビーム???「あっ!切替スイッチが逆になってたのか~」と思い切替スイッチを見てみますとロービームの位置、更に切替スイッチでハイビーム位置でロービーム???全く逆の動作をしましたのでヘッドライトのコネクターを点検して確認してみますと信号はローハイ共正常。社長と2人で「どこや?どこや」と探し始めたのですが・・・。
バラストユニットから出ている純正ヘッドライトコネクターとの接続コネクター部の配線差込間違いを社長が発見!!画像はその間違った状態のコネクター画像なのですが正しくは茶色線が真ん中の白線部に入り白線が茶色線部に入っているのが正解でした。青線を抜いているのはテストの為抜いていた画像です。ロービーム配線とアース線が逆になっていた為にこのような現象になっていたようです。さすが社長!!(^^)。正常な状態に戻ったコネクターを接続し作動確認を行ってOK!!でしたので取り外したカバー類を元に戻してもう一度電気廻りのチェック、キズチェックを行い作業完了です。
左側上下画像がノーマル時で右側上下画像が交換&取り付け後の画像です。どうでしょう?雰囲気変わりますよね~(^^)。
さて僕たちの作業が終わったところで久しぶりに「磨き屋 ヒロシ君」登場で隅々までしっかり磨き上げてくれています。彼の作業は本当にいつも丁寧で小キズを片っ端から消してくれていました。引渡しの時もこの車の持ち主も僕たちが行ったHIDの作業よりも車の綺麗さに感激していて、複雑な感じでした・・・(^^;。比較画像でも艶の違いがお分かりになるのではないかと思います。車が大きくて大変だったと思いますが、ヒロシ君言わく「ツルッツルで凄い綺麗!!」と言って貰えるのが一番嬉しいと言う事でした(^^)。ヒロシ君いつもありがとう!!。
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by KIN