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神戸のカーエレクトロニクスプロショップ『カーテックつかさ』作業日誌ブログへようこそ!カーナビ・カーAV・カーセキュリティ等の取付施行例や、電気系統・エアコン等のトラブル対応例などをご紹介します。
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ユーノス コスモ

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今回の作業はディーラー様のご依頼で今では懐かしい(今の若い方達は知らないかも・・・)ユーノス コスモのエアコン修理作業です。エアコン修理と言っても様々な不具合を抱えている車両で1番の不具合はエンジン不調なのですが、オーナー様とディーラー様の間で「エンジン本体の交換をしてからエアコンを直しましょう」と言うお話しになっていたのですが、エンジンが高額な為、先にどんな形でも良いのでエアコンを使える様にして欲しいと、ご依頼があり社長が色々考えまして(社長の師匠の助言が大なのですが・・・)強制的にエアコンコンプレッサーを作動させる回路を作って対応する事にしました。
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まずは社長が師匠の助言を元に作った回路図(左側画像)の説明を受けて作業に取り掛かって行きます。今回使用する部品は右側画像の部品類&電源用配線(ヒューズホルダー&ヒューズ(15A)の画像が無いですが使用します)を使います。
①ガス式サーモスタット(右側画像内左端)
ガス式サーモスタットは感熱筒(画像で見て細い棒状の物)と内部ダイヤフラムとマイクロスイッチで構成され、感熱筒の中にはガスが封入されておりエバポレーター出口に設置します。この感熱筒はエバポレーターの温度変化により内部ガス圧が変化しサーモスタット内のダイヤフラムを介してマイクロスイッチをON・OFFさせる仕組みになっています。(解説用の図が無い為解りにくくてスイマセン・・・)このマイクロスイッチの接点が重なっている時にはエアコンコンプレッサーが作動している状態でマイクロスイッチの接点が離れるとエアコンコンプレッサーの通電が無くなり作動しなくなります。
②2極トグルスイッチ(ON・OFFスイッチ)右側画像内右端
電源の作動をON・OFFさせるスイッチです。今回は手動でコンプレッサースイッチをON・OFFコントロールさせる為に使用します。
③4極リレー(右側画像内真ん中)
今回はエアコンコンプレッサーの電源を正規の信号ではなく別回路のスイッチでON・OFFさせる為に使用します。通常リレーを使用するとなるとコンプレッサークラッチに送られる電源を安定した電圧で作動させる為に使用するのですが、今回は常時電源やIG(イグニッション)のみからの電源ラインだとトグルスイッチ側でOFFにしない限りエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチが作動したままになり、エアコンがOFFの状態でも強制的にエバは冷やされフロスト(凍りつき)してしまいますので、必ずブロアファンが回っている時にしか作動しないようにさせる為に使用します。手書きのなんちゃって回路図をご参照下さい・・・。
少しマニアックになってしまいましたが、社長が電装のプロとしてどう書いたらわかり易いだろうと必死で考えながら各部品類の使用目的、作用を書いていました。何となくご理解頂ければ幸いです(^^;。
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各部品類の目的を説明させて頂いたところで作業に入ります。運転席側の作業は社長が行っていますので僕は助手席側の作業を行って行きます。グローブBOXを取り外して、ブロアモーターの電源をデジタルサーキットテスターを使用して電圧をチェックしブロアモーター作動時に12V出力される配線から電源を取り出します。左上画像がブロアモーターOFF時で0V、エアコンを作動(右上画像)させて左下画像のように電圧が掛かるのを確認して電源を取り出しします。
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次にガス式サーモスタットを取り付けして行きます。社長の説明分にもありましたがエバポレーターの温度を感知させる為画像のようにクーリングユニットケースに穴を開けて感熱筒を差し込み本体を両面テープでエアコンダクトに貼り付けしてタイラップで固定します。
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助手席側の電源取り出しがひと段落したところで、エンジンルーム内の作業に移ります。エンジンルームはコンプレッサー本体に行く電源線を室内に引き込む作業を行います。
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運転席側はIG1(イグニッション)電源線取り出しとトグルスイッチ取り付け作業を社長が行っています。今回の作業の結線部全て社長&当社コダワリのハンダ作業です(^^)。各取り出し配線を接続し作動確認を行いエアコンが作動している事を確認し冷えの点検をします。エアコン吹き出し口にデジタル温度計を挿し込みエアコン温度を18℃(MAXクール)で風量を一番弱く設定しガス式サーモスタットが正常に作動し適切な温度でON・OFF出来ているかをチェックします。このガス式サーモスタットは内部のマイクロスイッチの接触具合を調整カムにより変更が出来ますので基準値の温度より早くマイクロスイッチが作動する場合や遅くなる時には必ず調整が必要になります。今回は特に変更しなければいけないと言う状況ではなかった為作業終了となりました。すべてが確認できたところで、取り外した部品を元通り組み付けしてキズチェック、電気廻りのチェックを行い作業完了です。

今回の作業はあくまでもエンジン側の制御不良でエアコンコンプレッサーが作動しない為強制的に作動させる作業でエンジンが直るまでの繋ぎ的な作業です。今の所各機能をチェックした所異常は無かったのですが、フル制御とは違う為圧力等が上がった場合通常は圧力スイッチが働きエアコンコンプレッサーの信号をストップさせるのですがこの仕様では作動しませんので注意が必要になります。

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今回、社長とあーだこーだ言いながらマニアックな作業ブログになってしまいましたが、最後にもう一つこのエンジンは1ローター約650ccで3(トリプル)ロータリーエンジン。当時、燃費は悪いですが2000ccとは思えない位のパワーと速さを兼ね備えたエンジンでした。まさにロータリーエンジンのMAZDAと言ったところです(^^)。今の時代(ガソリン高騰で)には向いていないかもしれないですが・・・個人的に面白い車だと思うのですが・・・(^^;。
by KIN


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