今回の作業はステージア アクシス(オーテック仕様)のナビ、ETC、バックカメラ(すべてパナソニック製)取り外し作業です。ディーラー様のご依頼でお客様が次に乗り換えされる新型エクストレイルに僕たちが取り付けさせて頂く為、作動確認を含めた取り外し作業となりました。作動は特に問題が無かったので早速取り外し作業開始です。
取り外し作業と言っても取り付け作業のブログと大差は無くいつも通りAピラーカバーを左右外してTVアンテナから外して行きます。TVアンテナはフイルムアンテナで、再使用は出来ませんので次の車両用でご用意させて頂く事になります。
次にオーディオ廻りを外す準備としまして、ダッシュボードセンター部に有ります、メッセージボード(エアコンの温度等の表示パネル)廻りのカバーを外しますと下段右側の位置にビスが止まっていますので外しておきます。
助手席側もオーディオを外す為の作業の流れでグローブBOX(上下2段共)を外さなければならないので、キックパネルから外していきます。なぜ?とお思いになるかと思いますが、この頃のスカイライン(最近の車両を含めて)、ステージアは両サイドの構成部品(パネル類)が組み合わさって取り付けされていますので、こう言う取り外し方になります。
運転席側も同じくカバーを外して車速信号線、リバース信号線を車両側の配線から切り離します。この時車両側配線の被覆がめくれていますので絶縁テープを使用してショートを防止する為の後処理作業を行います。下段の左側はグローブBOXが外れる前で右側は外れた後の画像です。
次にシフト廻りの取り外しに掛かります。シフトノブは上段左側画像のようにカバーを下にスライドさせますとシフトノブの白い部分に金属製のピンでシャフトを挟む感じで取り付けされていますので軽くひろげるようにしながらシフトノブごと抜き取ります。この時注意しなければならないのは、ピンを弾いてしまわない事です。このピンが飛んで行きますと探すのに一苦労です(^^;。
シフトパネル廻りをシッカリ、キッチリ養生してパネルの間にオーナメントリムーバーを使用してパネルを外します。この時コネクター類にも注意します。
ここでもまだオーディオは外れてきません(^^;。助手席側からオーディオの端まで一本のモールを外さなければなりません。ただ一箇所浮けば全てが外れる訳では無いのでピンの部分を一箇所一箇所浮かせて外して行きます。モールが外れたところで上段のグローブBOXを外すのですがこの中にETCが取り付けされていますので、グローブBOXを浮かしつつETCの配線、アンテナを外します。ETC本体と配線が外れましたらグローブBOXを外します。
画像にないのですがオーディオサイドカバーの取り外しを行いオーディオ固定ビスをはずしてオーディオ本体を抜き出しナビ裏側の配線を全て外します。これでようやく取り外せました(^^)。取り外し後は純正1DINオーディオと1DINサイズの小物入れを取り付けして取り外した逆の手順で元通り組み付けして行きます。
最後はバックカメラ用の配線を外して行きます。バックカメラの配線は天張りの中を通っていましたので比較的楽にリヤゲートまで外せました。
天張り内から配線を出して来た画像が左上画像になります。この部分にはカバーが取り付けされていますので、カバーを外した後の画像になります。次に右上の画像の位置から室内に配線が入ってきていましたので抜き取り、防水処理を行っておきます。左下画像のリヤゲートの内張りを外してリヤゲート内を慎重にバックカメラ線が引っ掛かってしまわないように抜いてきます。外からは左リヤナンバー灯の取り付け部から入っていましたので、ナンバー灯を外し配線を引き出しました。カメラ本体を外して両面テープの後処理を行いリヤゲートを組み付け各電機廻り、キズチェックを行って作業終了です。おそらくこのステージアは中古車としてどこかで売られるのだと思いますが次のオーナー様にも気持ち良く乗って頂けるよう僕たちも細心の注意を払いながら取り外しさせて頂きました。どこに行ってしまうかは分かりませんが、もし万が一このブログをご覧頂いている方がオーナー様になられるようでしたら、このステージア宜しくお願いします!!(^^)。なかなかそんな偶然はありえないですかね~(^^)。
by KIN