
今回の作業は日産のキューブにETC車載器の取付け作業です。取付けするETC車載器はパナソニック製CY-ET907KD(アンテナ分離タイプ)です。


まずはいつもの様に養生をしていきます。ETC車載器本体の取付け場所は運転席側に取付けする事になりましたので運転席側Aピラーカバーを外し作業を進めていきます。Aピラーカバーを外すにはドアを閉めたときに車体(ボディ)とドアの接触部になりますウェザーストリップ(これにより車体とドアの密着性を良くし水などの浸入を防ぎます)を浮かしてAピラーカバーを引っ張り取外します。


スピーカー内臓アンテナを左側画像の様にフロントガラス上部(ルームミラー後ろなど)に貼り付けします(もちろん貼り付け面は綺麗に脱脂しておきます)貼り付けたらアンテナコードを天張り内に入れ固定し、先程取外したAピラーにはわせ(配線が遊んでしまわない様に固定します)運転席足元まで引廻します。


次にETC本体を取付けする場所ですが上の画像にあります運転席ハンドル下の小物入れになっているアンダーポケット内に取付けします。このカバーは簡単に取れるので加工する為取外しておきます。



左側の画像がカバーを取外した画像です。次にETCの電源を取出しする為ハンドル後ろのコラムカバーを取外していきますこのカバーはネジ4本で固定されていてネジを外したらカバーが上下に分解する形になっているので位置決め用のピンや固定用のピンなどを破壊しない様に少しずつずらして外していきます。外したらキーシリンダーにきているカプラーより信号線を取出すので常時電源(常に電圧のかかっている線)とアクセサリー(ACC位置にキーをひねった時に電圧のかかる線)を検電器テスター等を使用し探し出します。この車両では青色が常時電源で茶色がアクセサリー電源でしたので配線の被服をめくりETCの電源用配線を巻きつけハンダを使用し配線をしっかりと固定します(右側の画像)。ハンダをした場所に絶縁テープをしっかりと巻きつけ元々付いていたコルゲートチューブを取付けしカプラーを元に戻します。


次に最初に取外したハンドル下のカバーの加工に入ります。左画像のポケット内左上にETC本体を固定するのでETC本体に接続する電源用コードとアンテナコードを通す為の加工をします。今回は右側画像のハンドルーターを使用しコード類を通す為の穴を開けていきます。



左側画像のパネルカバー右上に四角く穴を開けました。ETC本体を固定する時に出来るだけ奥に取付け出来、コード類に負担が掛からないようにしましょう。配線を通すと右側画像の位置からコードが出て来ます。コードを2本共穴を通しETC本体に接続しETCの貼り付け部をしっかり脱脂し貼り付け固定します。次に余ったコード類を車両のメインハーネスに綺麗に這わせ固定していきます。この時にコードをあまり引っ張ってしまわない様に注意します。キチキチに固定しているとETC本体を固定しているカバーを外すときに配線が突っ張って外れない・・・なんて事になってしまうので長さや取り廻し位置に注意しながら進めていきます。
外していたパーツを元通りに組付け、いつもの様にキズチェック・作動チェック・各電気廻りのチェックをし無事終了となりました(^^)!!。
ETC車載器もただ取付けするだけですと簡単なのですが取付けする場所によってはパネルの加工などが必要になってきますのでご自身で取付けをされる方、くれぐれもケガなどしない様に気を付けて作業をしてください(^^)!!。
by まっちょ
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