
今回の作業はダイハツのハイゼットのセルモーターの修理です。症状はエンジンキーを回すと「カチカチ!!」と音はするがセルモーターが回らないとの事です。車両からセルモーターが取外されていて車上での点検が出来なかったのでバッテリーを使って作動確認をしました。ブースターケーブルを使ってバッテリーのマイナスターミナルからセルモーターのボディへ繋ぎバッテリーのプラスターミナルからセルモーターのB端子に繋ぎます次に配線を使ってB端子にきている電気をS端子に送るとセルモーターが動きます。テストをしてみるとセルモーターは正常にうごいていました。


分解して点検してみるとブラシが磨り減っていて全然無い状態でした。テストの時はたまたまアーマチュアにブラシが当たっていてセルモーターが回っていたみたいです。ブラシを4つ共ハンダで付け替えます。


セルモーターをすべて分解してオーバーホールをします。洗い油を使って今付いているグリスを綺麗に取り除きます。新しくグリスを付ける所はクラッチ付きピニオンギヤとシャフトの間、ドライブギヤとアイドルギヤ(左画像)、フロントとリヤのメタル部分、マグネットスイッチの動きをピニオンギヤに伝える樹脂製のドライブレバーにそれぞれ専用グリスを新しく付けて行きます。フロントカバーとリヤカバーの汚れを綺麗に落とし新しく塗装をし直します。

すべての部品を組付けてオーバーホール修理は終わりです(^^)。念の為に今回はマグネットスイッチも交換する事になりました。バッテリーを使いセルモーターの作動確認をし異音など無く正常に作動していました。取付けも業者様で行いますので修理したセルモーターを車両側に組付けての最終点検が出来ないので念入りに作動点検を行いました。今回急ぎの修理だった為途中の作業画像があまり有りませんが時間のある時にはもっと細かく画像を載せて行きたいと思います(^^)!!。
by TANI
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