

今回の作業は日産セレナのバッテリー上がりの点検・修理です。この作業は業者様からの依頼でお客様自宅駐車場にてエンジンが掛からないので点検してほしいと言う事で行ってきました。まずどのような状況なのかエンジンを掛けてみたのですが「ジジジジジ・・・カチカチ・・・」と完全なバッテリー上がりでした。この状態ではオルタネーターが悪くてチャージしていないのか漏電していてバッテリーが上がってしまったのかわからないので、ブースターを使いエンジン始動!右の画像にある大きいほうがバッテリー電圧・オルタネーター電圧・電流を調べるテスターで小さい方は漏電を調べるのに使用します。電圧をはかると12V程しかありませんでした。エンジンが始動している状態では国産車の場合チャージ電圧の平均基準は13.5V~14.5V位であればOKです。この時点でチャージ量が足りていないのでオルタネーターの不良となります。もちろん、ヒューズ関係のチェックをしておかないといけません!!



まず見積もりですので交換時の作業時間の目安やベルトの状態などの点検をし他の不具合箇所が無いかをしかっりチェックしていきます。ベルトの劣化がひどく画像で分かるようにヒビ割れを起こしていましたのでこれも見積もりに入れます。オルタネーターのリンク品・ベルト・作業工賃を見積もりし修理する事になりました。バッテリーは替えて間もないと言う事だったので業者様が充電することになりました。


バッテリーのマイナスターミナルを外し車両のアンダーパネルを外しベルトをオルタネーターを固定しているボルトを緩めテンショナーを緩めてベルトを取外し、B端子とカプラーを外したら固定ボルトを抜き取りオルタネーターを取外します。左の画像が取外した後なのですが、ちょっとわかりにくいですね(^^;)今回はリンク品(メーカーが再生修理をした物)での交換なのでリンク品を取外した逆手順で組付けていきます。一通り組付けが終わるとエンジンを掛けてチャージの点検をします。この時でチャージ電圧が14V程でした。ベルトの張りを再度チェックしアンダーパネルを組付けし、漏電テストをしていきます。これも問題なく各電気廻りとオーディオや時計の調整をしていき無事終了となりました。これで安心して車に乗れますね~!!お客様も喜んで頂き嬉しい限りです(^^)!!。
by まっちょ
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