今回は業者様からのご依頼でセドリックのエンジンチェックランプ点灯点検作業です。他のお車の出張点検を行いに伺ったのですがそちらはアッサリ終ってしまい業者様に作業終了のご連絡を入れましたところ「あっ!これって診れますか?」と言われ症状をお聞きしましたところ「1回だけエンジンチェックランプが点灯しお客様をお送りして会社に戻りエンジンを掛け直したらもう点灯しない」と言う事でした。早速お車をお預かりし前回BMWの故障診断作業時にテスターをお借りしました当社が大変お世話になっております電装屋さんに故障診断テスターをお借りして故障診断を行ないました。
まず車両側の診断コネクターを探します。今回のセドリックは画像の位置に取り付けされていますので右画像のように引き出します。
お借りしました故障診断テスターの準備を行います。テスター本体に診断ケーブルを接続しケーブル先端部に日産車用コネクターを取り付けして車両側診断コネクターに接続します。この故障診断テスターSETには各メーカーさん用の接続コネクターが同梱されていますのでとても便利なテスターです(^^)。
テスターの接続が終りましたら手順通りテスターを操作し故障コードの読み取り作業を開始します。読み取られた故障コードが右画像のスロットルセンサーでした。故障コードを一旦消去し試運転を行います。試運転を何度か繰り返し行なったのですがエンジンチェックランプは点灯せず故障コードも入力されませんでしたので業者様にご連絡を入れさせて頂きました。「走行距離も距離でしたので(メーター読みで9万キロ以上でした)何らかのタイミングで今回故障コードが入ってしまったのでは?故障していれば常に点灯するはずです」とお伝えしましたらお客様も「あまりにも修理代が掛かるようなら乗り換えを考えるから様子を見てみる」と言うご返答だったそうでしたので一旦お車を業者様にお返ししました。
故障診断テスターは持っていればかなりの戦力になるのですが大変高価な為当社にはまだまだ手が届かない代物です(^^;。そんな高価なテスターをいつも気軽に貸して下さいます電装屋さんいつもありがとうございます!!(^^)。
by KIN


昨日・一昨日と大変申し訳ございませんでした。作業が立て込んでおりまして画像処理の時間が有りませんで更新出来ませんでした。本日は何とか画像処理が出来ましたのでアップさせて頂きます(^^;。今回は以前カムセンサーを交換させて頂きました525iの水漏れ(冷却水)修理作業です。業者様の所に別のお車を納車させて頂いた時に「丁度良かった水漏れしてるから診てみてくれないか」と言われまして早速診せて頂きましたらウォーターポンププーリーの裏側から冷却水が噴いていましたので「ウォーターポンプじゃないですかね?」とご報告させて頂きましたら「修理で」と言う事になり当社で部品を取り寄せさせて頂き交換作業となりました。




まずラジエター内の冷却水を抜く為ラジエタードレンコックを開け冷却水を抜き取ります。次にファンを外しますので準備作業を行います。ラジエターアッパーホースを画像の手順で抜き腕が入るスペースを作ります。






次にファンシュラウド廻りに取り付けされていますコネクター類を外しファンシュラウド取り付けピン&プレートを外してファンシュラウド本体が動くようにしファンを外して行きます。




ファンベルトの負荷が掛かっている内にウォーターポンププーリー取り付けボルトを緩めておきます。次に右上画像の別の業者様にお借りしました特殊工具を使用してファン取り付けナットを緩めて(この取り付けナットは逆ネジになっていまして左に回せば締まり右に回せば緩むタイプです)ラジエター側に移動させます。この時注意しなければならないのはラジエターにキズを付けないようにする事です。画像には載っていませんがクッション材をファンとラジエターの間に入れています。



ファン本体が外れましたらファンベルトを外してウォーターポンププ-リーを外します。ウォーターポンプ取り付けナットを外しウォーターポンプ本体に有りますサービスホールにボルトをねじ込んで行きポンプ本体を浮かせて外します。ウォーターポンプ本体が外れますと右画像のようになります。


外れましたウォーターポンプ本体を新品ウォーターポンプと見比べ部品が合っている事を確認しましたら組み付けして行きます。今回は右画像の丸印部から水が漏れていました。恐らくポンプ内部のパッキン類の劣化によるものだと思います(分解した訳ではないのであくまで推測ですが・・・)。


全てのパーツを元通り組み付けしましたら冷却水を注入して行きます。冷却水が満タンになりましたら一旦バルブを取り付けしエンジンを始動させ暖めます。水温計を見ながらヒートしないかを確認しエンジンを止めてエンジンを冷やしバルブを開けて冷却水を足します。今度はバルブをシッカリ閉めて試運転に出ます。通常走行時の水温計の確認を行いヒートしない事を確認します。この作業がヒーターラインのエア抜き作業になります。工場に戻りキズ&電機廻りチェックを行いエンジンを止め一晩置き次の朝冷却水量を確認すれば作業終了です。
本日から神戸では「ルミナリエ」が開催されクリスマスモード突入です(^^)。早いものでもう師走ですね~昨日も社長が書いていましたが「FNS歌謡祭」が有り「クリスマス」「次はレコ大」で「その次は紅白」、「除夜の鐘」、「あけまして・・・」1年なんてあっと言う間やな~今年1年自分なりに頑張れたのかな~(気が早いですが・・・)と言う話しを帰りの道中で話しをしておりました(^^)。今年だけではなく毎年この時期は思う事なのですが、ワクワクしていた子供の頃と違い時間経過の早さにビックリです(^^;そら歳も取りますよね~皆さんは今年1年いかがでしたか?悔いを残さないよう残り27日頑張りましょう!!(^^)。
by KIN



今回は業者様からのご依頼でハイマウントストップランプ球を交換して欲しいのと各バルブ(球)のチェックもして貰えないかと言う事で早速車両を引き上げに伺いましたらお客様がたまにエンストすると言っておられたのでついでに診て貰えないかとご相談を頂きました。当社にはテスターが有りませんが僕の専門学校時代からの友人M君がBMWに勤めておりますのでお願いをし診断して貰いました。結果は左下画像のインレット側カム角センサーの不良と言う事で早速業者様に連絡を入れ「交換で」と言う事になり部品を注文して交換作業を行いました。取り付け位置・交換方法のレクチャーを友人M君から受け当社に戻って作業開始です。



まずエンジンが熱い状態では火傷しますのである程度冷やします。3枚の画像は各センサーが取り付けされている位置の画像になります。右上画像が今回交換しますインレット側カム角センサー取り付け位置で左下画像がエキゾースト側カム角センサーの取り付け位置になります。





ある程度エンジンが冷めたのを確認しましたらカム角センサーを取り外すのに邪魔になってしまいますバーノスソレノイドバルブ(BMWではこう言う名称だそうです)の電源コネクターを抜きモンキーレンチ等を使用してソレノイドバルブ本体を緩めて外します。ソレノイドバルブを抜き取る際エンジンオイルが少量垂れますのでウエス等を敷いておきます。ソレノイドバルブが外れましたら右上画像位置に取り付けされていますので六角レンチを使用し取り付けボルトを外しカム角センサー本体をシリンダーヘッドから抜きます。カム角センサーの電源コネクターは少し分かりにくいですが右下画像の位置に有りますので抜きます。新品カム角センサーを組み付けするのですが各Oリング類もエンジンの熱等で劣化している可能性が有りオイルにじみや漏れの原因になりますので新品に交換して組み付けします。元通り組み付けし試運転を繰り返し行いエンストしないか確認します。試運転の結果問題が有りませんでしたので電気廻り・オイル漏れチェックを行い作業終了です。
カム角センサー・・・カムシャフト(カムプーリー)の回転を検知するセンサーでエンジン回転数を測定してデーターをECU(エンジンコンピューター)に送り点火時期制御・燃料噴射制御に使われます。
バーノス(VANOS)ソレノイドバルブ・・・BMWの可変バルブタイミング機構の事です。エンジン回転数・アクセル開度に応じて吸気バルブの開閉タイミングを連続的に可変させ全域での高性能化を狙う機構です。このソレノイドバルブを通しエンジンオイルの流量をコントロールする事で制御しています。
今回の作業は友人M君が居てくれましたのでクリア出来ましたが最近の車両は電子制御化されていますので故障診断も専用テスターが無ければ判断しにくくなっています。M君以外にも友人ネットワークを持っていますがいざ困った時仕事以外でも力になってくたり、力になったりする友人や人との繋がりと言うのはいつも思う事ですが大切な事ですよね(歳を取ったせいか最近つくづく実感します)(^^)。
by KIN
本日当社ブログを見に来て頂いた皆様誠に申し訳ございません。只今より出張作業の為作業日誌ブログの作成が間に合いません・・・(^^;。明日は頑張って更新して行きますので宜しくお願いします(^^)!!。
by まっちょ
台風が上陸、接近していますが皆さんも外出される場合は十分気を付けて頂きたいと思います。
STAFF一同